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ゼロ金利との闘い 日銀の金融政策を総括する
植田和男
日本経済新聞出版社
四六判 204頁 2005年12月発売
本体 1,700円 税込 1,870円
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新日銀総裁の著書が緊急増刷
「後手後手に回った」「政策判断を誤った」等々、厳しい批判を浴びた日銀。政策決定を理論面で主導してきた著者が、デフレ、実態経済、ゼロ金利政策の効果を分析し今後の出口策を展望する。
目次
第1章 マクロ経済・金融情勢――概観
第2章 ゼロ金利周辺における金融政策――鳥瞰図
第3章 1998年から2005年までの日銀(およびFED)の金融政策
第4章 時間軸政策の導入
第5章 学界における金融政策論議と時間軸政策
第6章 時間軸政策の効果の実証分析
第7章 短期金融市場における金融政策の効果
第8章 「失われた10年」のマクロ経済学
第9章 構造問題と金融政策
著者紹介
植田和男(うえだ・かずお)
1951年生まれ。1974年東京大学理学部卒業。1976年マサチューセッツ工科大学経済学部大学院入学。1980年同大学院博士課程修了(Ph.D.)。ブリティッシュコロンビア大学経済学部助教授、大阪大学経済学部助教授、東京大学経済学部教授などを経て、1998年4月より2005年4月まで日本銀行政策委員会審議委員。東京大学大学院経済学研究科教授、経済学部長。著書として、『国際マクロ経済学と日本経済:開放経済体系の理論と実証』東洋経済新報社、1983年(日経・経済図書文化賞、サントリー学芸賞受賞)などがある
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