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罫線の法則
鏑木繁
投資日報社
B6版 85頁 1999年6月発売
本体 800円 税込 880円
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難しい計算はいらない。線を見るだけで売りか、買いかが判れば一流である。線1本からでも転換線か、押し目線か、単なる利食い線かが一目瞭然でわかるように編集。初心者からプロまで罫線の何たるかを教えてくれる基本の書。
序文「単純がいい」より
世の中、複雑になるにつけ、相場の罫線の読みかたも複雑化するのは自然であろうが、「罫線は単純がよい」という、実践からの経験で、出来るだけ単純化してみた。相場には流れ、勢い、息切れ、迷い、道草食い、迷わせ、ダマシ、弾み、勇み、ためらい、反省、怒り、そして「幼・青・壮・老・死」という時間がある。日足線は相場の1日である。ザラバ足は呼吸であろうか。大引け足(止め足)は1日の労。すなわち結果、反省でもある。判らない時は組み合わせて考える。
1番大切なことは、値頃の位置である。同じ1本の線でも安値に出るのと高値で出るのでは逆の現象になる。相場は、値段の人気の三要素が手となってフ ァンダメンタルズという台の上で踊るものである。罫線は踊り手の発する声でもある。音楽鑑賞の手引きみたいなものをつくってみた。
昭和30年代の秘線
罫線は単純がよいという、実戦からの経験で、出来るだけ単純化してみた。線の買い線、売り線を100項目以上に分けパターン化した。
目次
単純がいい
下放れ陽線2本
上放れ陽線2本
2節の値付きの勢いにつく
連続5陰線は転換前兆
連続5陽線も転換前兆
上値、下値の遊び線(時間待ち)のあとの放れにつくこと
下げ道中の、さし込み線は売り
逆襲線は利食い線
タスキ線は逆向いの急所
高値の長大陽線と長大陰線
連続短線群のあとの放れ
新値8手、9手。時に12手
高下激しい線は天・底の兆し
下放れタスキ線は売り
上放れタスキ線は買い
たくり線のこと
並び2本陽線の強弱
2本の差し込みの天・底
包み、孕み、かぶせの決定線
放れの2本連続
3本の、つたい線
勢力線は利食い休戦
3本の連続線
保合相場の同数打ち返し
孕みの星は転換前兆
離れた星と捨て子
上放れ、下放れ星の捨て子
進行中の星の判断
進行中の短線と星
つたい線の難解
短線2〜3本のあとの星
放れ5本後の1本
ばけ(化け)線の暗示
主家亡び、残党の抵抗
押さえ込み線と高値恋し線
櫓(やぐら)天井、逆櫓底
軽い押さえ込みは上放れ前兆
包みと孕みは分岐の前兆
行き詰まり線の対処
3手放れ後の星は怖い線
陰の陰、陽の陽孕み
3手押し、5手押し
最後の抱き線
ダマシの化け線
3本歯向かい殺し
ダンゴ天井、鍋底の放れ
着物の裾をたぐる
放れ3手の急所
放れ7手の変化
カンヌキ(閂)は行きつかえ
いわゆる首吊り線
つたい線の打ち返し
長期保合い中の注意
差し込み線の位置
振りわけ線の見方
小石(垣)崩れ
三山、三尊、Wピーク
三川、Wボトム、逆三尊
二空、三空、窓の事
三羽鳥、三兵行進、三法
(以下省略)
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