魚のブローカーから一転して興業証券への再入社。37歳の山鹿悌司(やまかていじ)の転身は、兜町最後の相場師へのスタートとなった。入社2年後、山鹿は株式市況の悪い昭和29年4月、新設された投資信託販売特別班長の一人に抜擢された。ずぶの素人にもかかわらず、独自の発想と勘で、山鹿は農協はじめ、雑金融機関から大口の注文を集め、たちまち抜群の実績を上げた。次には神武景気の端緒を見抜き、造船株一本の勝負を賭けて彼の顧客を大いにもうけさせ、次第に頭角をあらわす。相場を生き抜いた男の波瀾万丈の半生を描いた傑作長編!
大岩川源太 源太塾(カレンダー)
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清水一行 KADOKAWA
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