トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/12/16 12:04,
提供元: フィスコ
富士紡HD Research Memo(4):顧客に選ばれるニッチナンバーワン、利益重視を意識
*12:04JST 富士紡HD Research Memo(4):顧客に選ばれるニッチナンバーワン、利益重視を意識
■富士紡ホールディングス<3104>の会社概要
3. 特長と強み
(1) 顧客に選ばれるニッチナンバーワン
同社の中期経営計画「増強21-25」のあるべき姿の「顧客に選ばれるニッチナンバーワン」が特長及び強みである。「ニッチナンバーワン」には2つの意味があり、1つは一般に使われる「事業領域でのニッチポジション」、もう1つは「顧客のニーズにきめ細かく対応することで高いシェアを獲得するという意味でのニッチ」と称している。研磨材事業では、欧米トップシェア企業のデファクトスタンダード(標準化)戦略に対して、同社は独自開発のソフトパッドにより“小さな池で大きな魚になる”ことに成功している。また、化学工業品事業でも、大手化学メーカーが自社生産しない小ロット品の中間体製品の受託生産で「ニッチナンバーワン」ポジションを築いている。
(2) 利益重視
同社は、「売上規模は追求しない。利益重視」を徹底している。この背景には、2006年から始まった「事業構造改革」を実践した経験が生かされている。実際に、旧 繊維事業は2006年には売上高500億円からリーマンショックの2008年には300億円まで縮小した。その間、合理化と構造改革を推進し、複数の工場を閉鎖して赤字体質から脱却した。今では営業利益率10%台(2023年3月期下期から2024年3月期上期までの半導体不況期は除く)を達成し、高収益事業へ見事変身した。このストーリーを経営層や現場の幹部が体現しているので、新しい経営体制への移行後も、経営の軸はブレないと弊社では見ている。
(3) 繊維技術から派生した技術を応用
レーヨン技術の延長線上でフィルム加工技術や不織布技術へと発展してきた同社の技術は、もともと繊維関連がベースである。研磨材(ソフトパッド)は、高分子材料加工技術(ポリウレタン樹脂)、フィルム加工技術を活用したものである。一方、化学工業品もレーヨン材料(二硫化炭素)の製造工場から発展したものである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
《HN》
記事一覧
2025/12/17 15:57:12月17日本国債市場:債券先物は133円23銭で取引終了
2025/12/17 15:46:東証業種別ランキング:水産・農林業が下落率トップ
2025/12/17 15:42:新興市場銘柄ダイジェスト:ファンディーノは大幅に4日続伸、かっこは大幅に反落
2025/12/17 15:34:東京為替:ドル・円は堅調、米金利高・日本株高で
2025/12/17 15:34:日経平均大引け:前日比128.99円高の49512.28円
2025/12/17 14:52:日経平均は119円高、訪日外国人客数などに関心
2025/12/17 14:49:東京為替:ドル・円は高値もみ合い、日本株は持ち直し
2025/12/17 14:47:ゆうちょ銀行---押し目待ち狙いの買い意欲は強い
2025/12/17 14:45:出来高変化率ランキング(14時台)〜リンカーズ、ウィルソンLWなどがランクイン
2025/12/17 14:35:ドリーム・アーツ---2025年12月期通期連結業績予想および期末配当予想の修正
2025/12/17 14:34:DOWA---大幅反発、貴金属価格上昇を踏まえて国内証券が格上げ
2025/12/17 14:26:フォーカスシステムズ---自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果
2025/12/17 14:26:ENEOS---続落、供給過剰懸念から原油相場が下落で
2025/12/17 14:19:日経平均VIは低下、株価の下値堅く警戒感は緩和
2025/12/17 14:16:SBI新生銀行---本日プライム市場に新規上場、公募価格9.4%上回る初値を示現
2025/12/17 14:12:ライオン---続伸、前日に事業戦略・R&D説明会を開催
2025/12/17 14:02:東京為替:ドル・円は高値圏、米金利高で
2025/12/17 13:59:ゆうちょ銀行---反発、投資機会が到来として米系証券では格上げ
2025/12/17 13:54:出来高変化率ランキング(13時台)〜クラシル、マクセルなどがランクイン
2025/12/17 13:53:日経平均は80円安、積極的な買いは限定的