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統計学を使って永続的に成長する優良企業を探す クオリティ・グロース投資入門
最近閲覧した本の中では、銘柄選定の際に市場シェアのトップを占める企業に注目するアプローチが紹介されていました。 このアプローチは一定の安定性と成長潜在力を兼ね備える企業への投資を意味し、投資家にとって有益な選択肢となり得る点が強調されていました。 一方で、Excelを用いた銘柄分析については理解が難しい箇所もありました。複数の計算式や分析手法は魅力的な銘柄を見つけるための強力な手段であるものの、初心者には取っ付きにくい面があることを感じさせました。 この資料を通じて、投資戦略における正確な情報分析の重要性と、道具としてのExcelの有効性を再認識しましたが、その使いこなしには学習が必要であることも理解しました。 今後の投資においても参考になる部分が多々ありましたので活用したいと思います。
kuni 会社員(投資歴:個別株18年)
すでに20年位前にパンローリングさんで『投資家から「自立する」投資家へ』の著作があり、2024年2月現在、心機一転資産運用会社を立ち上げた積み立て王子こと中野晴啓氏の会社で運用部長を勤めている山本潤氏の著作であります。 第1、2章では、クオリティ・グロース銘柄とはどのような銘柄か?と言った定義がかかれています。クオリティ・グロース銘柄とは、長期にわたって成長する企業であります。その条件として、業界内でのシェアが高いなどのいくつかの条件がかいてありますが、いずれも大事な条件であり、いずれも長期投資をする上でチェックすべき項目であると納得できます。例として電子部品の村田製作所と太陽誘電の比較等がのっていますが、そのまま村田製作所に長期投資してもいいんじゃないかと思わせる内容で書かれています。 第3章にいくと、統計学を利用したいろいろな数式が出てきて難解に感じることもあると思いますが、安心してください!(数式の意味がよくわからなくても)エクセルデータをダウンロードして企業データの一部を入力すれば、クオリティ・グロース銘柄にあてはまるかどうか判別できますよ。 入門書とかいてある割には、難解な部分もありますが、長期投資に値する銘柄かを判別できるので、手元に置いて何回も利用できる本だと思います。特に第1,2章の銘柄選別基準の章を基準に銘柄を選定することが、成功する投資家への近道になりうると思います。 bblue 50代 自営業兼投資家
本書は高い利益率を継続し長く成長を続ける優良企業への長期投資を勧め、そうした企業の特徴を示すとともにその探し方を統計学を活用して示している。 私自身はまさに「文系」そのもので数式についての理解が全然できない。そのため、本書の中でそうした数式が頻出する3章については、なにを探ろうとしているのかはわかっても、実際の数式が登場するともうその内容をきちんと理解することは難しい、というかできなかった。 逆に冒頭からの本書で長期投資をすすめている対象となるような企業の特徴についての記述は、共感しながら、自分自身が投資対象としている企業を意識して読み進めることができ有益でかつ面白かった。 例えばそれは具体的に言えばキーエンスであったり、トヨタであったり、武田薬品であったり、フジミインコーポレーテッドであったり、ジェイ・エス・ビーであったりする。 挙げた企業については本書で示されている優れた企業の条件や特徴がすべてあてはまるかといえばそうでもないところがある。というか、どの部分はあてはまり、どの部分はそうではないかを具体的に考えながら読み進めることで、一般化した形で個別の企業の強みなり課題を浮き上がらせながら投資対象への理解を深めることができたように感じた。 これから新しい投資対象を探すということでなく、既に投資対象としている企業についての理解をあらためて行うという意味でも本書は有益であると感じた。 なかのアセットマネジメントに転身された著者の今後の活躍を期待し、新しく登場するファンドがどのような銘柄でどんな運用をすすめていくかについても注目しておきたい。
ふしみん 個人投資家
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