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欲望と幻想の市場 伝説の投機王リバモア エドウィン・ルフェーブル 著 / 林康史 訳 東洋経済新報社 1999年4月発売 2,310円 (税込)

今回コメントくださったのは 堀内昭利 さん です

Ｑ1 オススメ書を教えて下さい。

３６年の相場生活で断トツのトップの本。 これを何度も読み返したいと思うか、赤ペンを入れるか、これによってそのトレーダーの力量がわかる。 この本の理解度はそのトレーダーの能力に合致する。 この本に書かれていることで一番大事なのはメンタル部分である。 こういったことがわかるようになってくると読み返した時に理解度があがっていることがわかる。 そして、何度も読み返した後の私の結論は、私はリバモアにはなれない、同じことはできない、私自身のトレーダーとしての哲学を築かなければならないということがわかる。 相場に生き残れるかどうかは、９９％メンタルである。 その他は学べば誰でもマスターできる。 トレーダーとしての進歩度は自分で測ることができる。 一回読んで済むものではないので、時間をおいて最低３度読むべきだ。 最後にどうして彼は自殺に追い込まれるようになったのか、 トレーダー各自が考えてみると良い。

Ｑ2 5点満点で採点すると？

読みやすい ★★★★★ 知識がつく ★★★★★ おもしろい ★★★★★ 儲かる ★★★★★ 専門的 ★★★★★ 総合オススメ度 ★★★★★

堀内 昭利 さん Akitoshi Horiuchi 為替ディーラー AIAビジネスコンサルティング株式会社 代表取締役社長。 米国ミズーリ州オザークス大学経営管理学科卒業後、スイス銀行にて為替ディ―ラーとして活躍。 ドイツＢＨＦ銀行東京支店支店長を経て、1997年にＡＩＡビジネスコンサルティング株式会社を設立。 その後も為替ディーラーを兼職し、合計３５年にわたり、為替市場と対峙している。 新聞、雑誌への寄稿も多く、著書に『市場の神々 為替ディ―ラーの光と影』『チャーリー中山の投資哲学と堀内昭利の相場戦陣訓』(ダイヤモンド社)、監修に『FOREX NOTE 為替手帳』がある。 小説 『伝説のディーラー』(大下英治著) の登場人物である海部一義は堀内昭利氏をモデルにしたことが知られている。 AIAビジネスコンサルティング株式会社

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