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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/08/29 18:04,
提供元: フィスコ
29日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で4日ぶり反発、BYDエレク7.3%上昇
*18:04JST 29日の香港市場概況:ハンセン0.3%高で4日ぶり反発、BYDエレク7.3%上昇
29日の香港市場は、主要85銘柄で構成されるハンセン指数が前日比78.80ポイント(0.32%)高の25077.62ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が30.86ポイント(0.35%)高の8947.79ポイントと4日ぶりに反発した。売買代金は3356億140万香港ドル(約6兆3294億円)に縮小している(28日は3914億8830万香港ドル)。
米長期金利の低下基調が好感される流れ。米インフレ懸念がくすぶる中でも、9月利下げは確実視されているため、米債券市場では、長期金利の指標となる米10年債利回りの低下が続いている(債券価格は3日続伸)。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は28日、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げ再開することを支持する考えを再び示し、今後3〜6カ月の間に追加利下げする可能性にも言及した。また、中国景気の鈍化が懸念される中、当局は足もとで、景気刺激や産業支援の動きを強めていることも改めて材料視されている。
ただ、上値は限定的。きょう29日に主力上場企業の阿里巴巴集団HD(アリババ:9988/HK)や比亜迪(BYD:1211/HK)、中国工商銀行(1398/HK)などが決算報告するほか、週末31日に、国家統計局などによる8月の中国製造業PMIと非製造業PMIが発表される。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、電子機器受託製造サービス(EMS)の比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が7.3%高、バイオ医薬品開発受託会社の薬明生物技術(2269/HK)が7.0%高、医薬品メーカーの石薬集団(1093/HK)が6.7%高と上げが目立った。BYDエレクはきょう29日に中間決算を報告する。好業績に期待した買いが広がった。
セクター別では、産金・非鉄が高い。霊宝黄金(3330/HK)が15.5%、中国黄金国際資源(2099/HK)が8.6%、江西銅業(358/HK)が8.6%、新疆新キン鉱業(3833/HK)が5.1%ずつ上昇した。江西銅業は業績動向が手がかり。同社の中間業績は20%増益と堅調で、中間配当の実施方針も明らかにした(前年同期はなし)。
家電やスポーツ用品など消費セクターもしっかり。海爾智家(6690/HK)が4.6%高、創維集団(751/HK)が2.7%高、TCL電子HD(1070/HK)が2.1%高、361度国際(1361/HK)が3.9%高、特歩国際(1368/HK)が1.2%高で引けた。
リチウムや動力電池の関連銘柄も物色される。中創新航科技(CALB:3931/HK)が5.9%高、江西カン鋒リ業集団(1772/HK)が4.3%高、寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が4.2%高で取引を終えた。ほか、EV銘柄群も買われている。うち、理想汽車(2015/HK)は4.0%高。同社の4〜6月期決算は調整後利益が3%減だったが、これを嫌気する売りは限定された。
半面、半導体セクターはさえない。華虹半導体(1347/HK)が5.9%、上海復旦微電子集団(1385/HK)が4.1%、ASMPT(522/HK)が3.0%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が2.6%ずつ下落した。華虹は中間決算の7割減益が嫌気されている。SMICの中間決算は36%増益と堅調だったが、政策期待を追い風に前日は上場来高値を更新したこともあり、利益確定売りにおされた。
本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.37%高の3857.93ポイントで終了した。消費関連が高い。自動車、医薬、保険、軍需産業、資源・素材の一角なども買われた。半面、ハイテクは安い。銀行、不動産、公益、運輸も売られた。
亜州リサーチ(株)
《AK》
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