トレーダーズショップ
トップかごを見るご注文状況このページのPC版


フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/08/29 17:45, 提供元: フィスコ

29日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で続伸、科創板は1.7%逆行安

*17:45JST 29日の中国本土市場概況:上海総合0.4%高で続伸、科創板は1.7%逆行安
29日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比14.33ポイント(0.37%)高の3857.93ポイントと続伸した。

前日の好地合いを継ぐ流れ。中国景気の鈍化が懸念される中、当局は足もとで、景気刺激や産業支援の動きを強めている。また、資金流入期待も大きく、相場の先高観も広がる状況だ。ただ、上値は限定的。きょう29日に中国の大手行が決算報告するほか、週末31日に、国家統計局などによる8月の中国製造業PMIと非製造業PMIが発表される。(亜州リサーチ編集部)

業種別では、消費関連の上げが目立つ。化粧品の上海家化聯合(600315/SH)が3.7%高、食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)と雑貨卸売の浙江中国小商品城集団(600415/SH)がそろって3.4%高、エナジー飲料の東鵬飲料(605499/SH)が3.3%高、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が3.2%高、酒造の貴州茅台酒(600519/SH)が2.3%高、スーパーの永輝超市(601933/SH)が1.0%高で引けた。

自動車株も高い。安徽江淮汽車集団(600418/SH)が6.4%、賽力斯集団(601127/SH)が4.2%、重慶千里科技(601777/SH)が2.2%、北汽藍谷新能源科技(600733/SH)が1.4%、長城汽車(601633/SH)が1.3%ずつ上昇した。

医薬株も物色される。浙江華海薬業(600521/SH)が10.0%(ストップ)高、薬明康徳(603259/SH)が8.0%高、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が5.1%高津薬達仁堂集団(600329/SH)が4.8%高、昭衍新薬(603127/SH)が1.9%高で取引を終えた。保険株、軍需産業株、資源・素材株の一角なども買われている。

半面、ハイテク株は安い。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が4.3%、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)が3.7%、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が3.3%、パワー半導体の杭州士蘭微電子(600460/SH)が2.2%ずつ下落した。ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、人工知能(AI)半導体の中科寒武紀科技(カンブリコン・テクノロジーズ:688256/SH)が6.0%安と反落(前日は上場来高値)。同社は28日の届け出で、「最近の株価上昇は当社のファンダメンタルズからかい離している恐れがあり、投資取引にリスクがある」と警告した。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.7%逆行安している。そのほか、決算報告を控えた銀行株、不動産株、公益株、運輸株も売られた。

外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.46ポイント(0.55%)高の265.88ポイント、深センB株指数が4.55ポイント(0.34%)高の1327.74ポイントで終了した。

亜州リサーチ(株)



《AK》

記事一覧

  • 2025/09/03 12:05:日プロ Research Memo(5):2025年5月期は上方修正値を上回る大幅増収増益で着地
  • 2025/09/03 12:04:日プロ Research Memo(4):売上高、営業利益とも拡大基調、営業利益率も上昇基調
  • 2025/09/03 12:03:日プロ Research Memo(3):社会インフラ分野を中心に、制御システムや自動車システムなど5分野に展開
  • 2025/09/03 12:02:日プロ Research Memo(2):社会インフラを支えるシステム開発・ITサービス企業
  • 2025/09/03 12:01:日プロ Research Memo(1):2026年5月期の営業利益は中計2027年5月期目標を前倒し達成の見込み
  • 2025/09/03 11:46:ユミルリンク---サイボウズの「オフィシャルパートナー」に認定
  • 2025/09/03 11:46:東京為替:米ドル・円は午後の取引で149円台に上昇する可能性も
  • 2025/09/03 11:16:ファーストリテ---続伸、8月既存店は4カ月連続プラス成長
  • 2025/09/03 11:10:Jオイル Research Memo(10):2026年3月期の配当は1株当たり70.0円を予定。連結配当性向40%目安
  • 2025/09/03 11:09:Jオイル Research Memo(9):スペシャリティフード事業が大きく採算改善へ
  • 2025/09/03 11:08:Jオイル Research Memo(8):2025年3月期はスプレッドコントロールなどが奏功し2ケタ営業増益
  • 2025/09/03 11:06:ABCマート---大幅続伸、8月の既存店好調推移を評価
  • 2025/09/03 11:07:Jオイル Research Memo(7):修正後の中期経営計画は順調に進捗
  • 2025/09/03 11:06:Jオイル Research Memo(6):事業ポートフォリオを見直し、新規事業領域への積極投資により成長戦略を推進
  • 2025/09/03 11:05:Jオイル Research Memo(5):中期経営計画を2年先延ばして外部環境変化などに対応
  • 2025/09/03 11:04:Jオイル Research Memo(4):強みは素材、技術力、顧客接点
  • 2025/09/03 11:03:Jオイル Research Memo(3):「おいしさ×健康×低負荷」をテーマとした価値を提供
  • 2025/09/03 11:02:東京ベース---大幅反発、8月既存店は10カ月連続プラス成長
  • 2025/09/03 11:02:Jオイル Research Memo(2):「あぶら」のプロとして「おいしさデザイン(R)」を実現
  • 2025/09/03 11:01:Jオイル Research Memo(1):2025年3月期は過去最高益を達成するなど、修正後の中期経営計画は順調に進捗