トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/10/09 09:22,
提供元: フィスコ
ポールHD Research Memo(2):ゲームソフトのデバッグとインターネット監視事業が祖業
*09:22JST ポールHD Research Memo(2):ゲームソフトのデバッグとインターネット監視事業が祖業
■会社概要
1. 会社概要
ポールトゥウィンホールディングス<3657>は2009年2月、日本初の独立系デバッグアウトソーシング会社であるポールトゥウィン(株)(1994年設立)と、業界初のネットサポート専業会社であるピットクルー(株)(2000年設立、2022年2月に吸収合併により消滅)の共同株式移転により、純粋持株会社として設立された。同社グループの原点は、ゲームソフトに潜む不具合を発見してトラブルや不測の事態を未然に防ぐデバッグの受託事業と、インターネットの健全な運営を目的にネット監視などを行うネットサポート事業にある。
持株会社体制への移行後も「Seize The New※」を企業スローガンとして、「システムとヒト」を両輪とする高品質なサービスの提供と国内外での積極的なM&Aによって事業領域を広げ、売上高を伸ばしてきた。一方、2015年に本格参入したメディア・コンテンツ事業は競争の激化により収益化に時間を要したことから、経営リソースを国内及び海外ソリューション業務に集中することが企業価値の向上に最適と判断し、2025年に事業撤退と関連子会社の売却を完了した。映画コンテンツのバリアフリーサービス(障がい者向け字幕・音声ガイド制作等)を手掛けるPalabra(株)は、CSRの観点から事業を継続しているが、業績への影響は軽微である。
※企業スローガンには、「ニーズも市場も環境も変化し続けていく中で、安定に留まっていては企業価値を持続的に向上することはできません。試行錯誤を重ねることで、私たちは未来を『seize(=つかみ自分のものとする)』します」という意味が込められている。
グループ体制として、国内ではゲームデバッグやソフトウェアテスト、ネットサポート、カスタマーサポート等を手掛けるポールトゥウィンのほか、システム開発やサイバーセキュリティサービス等を手掛ける(株)SynX、メタバースの運営・サポートやイベントの企画・制作等を行う(株)ADOOR(2026年11月にポールトゥウィンが吸収合併予定)、Palabraの4社があり、海外ではSide International Holdings Limited(英国)を在外子会社の経営管理を行う中間持株会社として、欧米・アジア15都市に現地拠点を有している。また、グループ従業員数は2026年7月末時点で8,058名(うち正社員2,975名、アルバイト5,083名)となっている。
国内ソリューション、海外ソリューションを展開
2. 事業内容
同社グループは、ゲーム、ネット、EC、テクノロジー等を主な対象領域として、顧客のサービスやプロダクトのライフサイクルに応じたソリューションを提供するサービス・ライフサイクルソリューション事業を展開している。同社では「サービス・ライフサイクル」を、あらゆるサービスが誕生してから廃止されるまでの間に共通して生じる5段階のステップと定義している。具体的には、川上から「戦略(設計、開発、実装などの方針を定める段階)」「設計(実際に設計、開発する段階)」「移行(テストを経て開発から本番運用へリリースする段階)」「運用(環境の変化に対応しつつサービス提供を継続する段階)」「継続的改善(サービスの有効性及び効率性を継続的に高める段階)」で構成される。川上から川下までの全工程に対応できるリソースやナレッジを1社で備える企業は少ないなか、同社はグループ全体で各段階のアウトソーシングニーズに応え、付加価値の高いソリューションを提供している。
サービス・ライフサイクルの各段階で提供するソリューションの例として、「プロデュース(制作)」ではゲームソフトやWebサイト等の制作、システム開発など、「チューニング(調整)」では難易度調整、「デバッグ(検証)」では品質検証、システムテスト、セキュリティ診断、ユーザーテスト、「モニタリング(監視)」では監視・広告審査、インフラ運用、サーバー監視、「サポート(支援)」では運営サポート、カスタマーサポート、アクセシビリティチェック、「ローカライズ(地域化)」では翻訳、多言語音声収録、ローカライズQA、「プロモーション(宣伝)」では販売施策・Webサイト構築、PV作成、イベント企画などが挙げられ、これらをグループ各社で提供している。グループ会社同士が連携してワンストップでソリューションを提供することで、受注案件の大型化などグループシナジーを発揮しやすい体制となっている。
業務区分ごとの概要は以下のとおりである。
(1)国内ソリューション
2027年1月期中間期の売上高に占める割合は59.3%(前年同期は52.2%)であり、同社の主力事業となる。ゲーム分野ではデバッグ、カスタマーサポート、ローカライズ、海外進出支援に関するサービスを、Tech分野ではソフトウェアテスト、システム受託開発、サイバーセキュリティ、キッティング等に関するサービスを、CX分野(旧 EC分野)ではモニタリング、カスタマーサポート、広告審査、不正対策等に関するサービスを提供している。2027年1月期中間期の売上構成比は、ゲーム分野で51%、Tech分野で25%、CX分野で22%、その他分野(外国人人材紹介・採用支援サービス、障がい者向け字幕・音声ガイド制作等)で2%となっている。
(2)海外ソリューション
2027年1月期中間期の売上高に占める割合は40.7%(前年同期は39.5%)となる。売上高の大半をゲーム分野が占めており、非ゲーム分野ではスマートスピーカの音声収録業務を受託している。売上構成比は、音声収録が35%、ローカライズ(翻訳・言語テスト)が25%、デバッグとカスタマーサポートが各15%、製品開発サポート他が10%となる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
《KA》
記事一覧
2026/10/17 00:47:NY外為:ドル売り一服、原油は小幅続落、イランは米軍の攻撃に備える
2026/10/17 00:02:NY外為:ドル一段安、10月FOMCでの利上げ観測後退、ウォーシュFRB議長発言で
2026/10/16 22:58:【市場反応】米9月鉱工業生産/設備稼働率は予想上回る、ドル軟調
2026/10/16 21:56:【市場反応】米9月輸入物価指数/10月NY連銀サービス業活動指数、ドルまちまち
2026/10/16 20:15:欧州為替:ドル・円は大幅安を回避、クロス円は一段高
2026/10/16 19:16:欧州為替:ドル・円は軟調地合い、ドル売り継続
2026/10/16 18:57:SYSホールディングス---26年7月期は経常利益が過去最高、エネルギー・金融分野が増収を牽引
2026/10/16 18:54:加賀電子---「統合レポート2026」を発行、中期経営計画2027の進捗やM&Aシナジーを紹介
2026/10/16 18:51:欧州為替:ドル・円は158円挟み、ドル売り地合い継続
2026/10/16 18:27:16日の香港市場概況:ハンセン指数は3日ぶり反発、米金利低下を好感も休場前に慎重ムード
2026/10/16 18:23:16日の中国本土市場概況:上海総合は3日ぶり反発、買い戻しが優勢も上値重い
2026/10/16 18:15:日経平均テクニカル: 7日ぶり反発、連日の25日線割れ
2026/10/16 17:45:東証グロース指数は4日ぶり反発、セキュリティ関連株に買い戻し
2026/10/16 17:25:欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米金融政策に不透明感もドルに買戻し
2026/10/16 17:19:トリプルアイズ---26年8月期は営業黒字転換、AIソリューション事業が牽引
2026/10/16 17:17:ビタブリッドジャパン---中間期は増収・黒字転換、主力商品が堅調
2026/10/16 17:17:東京為替:ドル・円は戻りが鈍い、ドル売り継続
2026/10/16 16:48:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は反発、東エレクが約134円分押し上げ
2026/10/16 16:39:米半導体関連株高を背景に買い戻しの動きが強まる【クロージング】
2026/10/16 16:32:KBW2026が示す韓国デジタル資産市場の現在地