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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/07/27 12:44, 提供元: フィスコ

ファブリカ Research Memo(4):ビジネスコミュニケーション事業を主力としてビジネスを展開(2)

*12:44JST ファブリカ Research Memo(4):ビジネスコミュニケーション事業を主力としてビジネスを展開(2)
■ファブリカホールディングス<4193>の事業概要

3. オートモーティブプラットフォーム事業
「オートモーティブプラットフォーム事業」は、中古車販売業務を一元管理できるクラウド型の統合業務プラットフォーム「symphonyシリーズ」を中心に、自動車販売・整備業務をサポートする各種サービスを提供し、自動車アフターマーケット事業者の業務効率化と事業成長を支援するカーソリューションと自社メディア「CARPRIME(カープライム)」を通じて、クルマの魅力や売買に関する信頼性の高い情報を発信する自動車メディアを展開している。

自社開発した販売管理システムと広告出稿プラットフォームを融合した「symphony販売管理」を全国の自動車販売店に提供し、月額で利用料※を得ている。「symphony販売管理」は、顧客である国内の自動車販売店が必要とする商品在庫車の仕入れ販売管理、請求・見積書発行やユーザーからの問い合わせ管理機能、CRMやグループウェア(組織や集団の内部で情報を共有・コミュニケーション可能なソフトウェア)など、自動車販売に必要なあらゆるツールをワンストップで提供するSaaS(Software as a Service)である。主な収益モデルは、「売上高=利用企業数×システム利用料(月額)」である。

※ 同社が運営する中古車検索メディア「車選びドットコム」の車両掲載台数に応じて月額のシステム利用料が変わる料金体系となっている。

また、複数の中古車検索サイトへの広告出稿プラットフォームの提供、ユーザー向けの中古車保証サービスの販売、個人向けオークションや国内BtoBマーケットプレイスとのシステム連携、輸出事業者へのデータ提供など、自動車販売を行ううえで必要なサービスを網羅している。これにより多様な商品車の売買機会を提供し、在庫回転率の向上を実現するとともに膨大な車両データの入力の手間を大幅に削減するなど、「symphony販売管理」を利用する自動車販売店の収益機会の最大化に貢献している。

自動車メディアにおいては、自社メディア「CARPRIME」を中心に、クルマの魅力や売買に関する信頼性の高い情報を発信している。YouTubeチャンネルは総登録者数62.2万人(2026年4月時点。「CARPRIME」「CARPRIME English」「車選びドットコム」の合計値)を誇る強力な媒体へと成長しており、中古車一括査定サービス「車選びドットコムの一括査定」などと連携することで、一般消費者と事業者の接点を創出している。これらの運営で培われたマーケティングノウハウや車両データは、システム開発やグループ全体の事業推進にフィードバックされ、新規サービスの開発にも活用されている。

4. AI事業
「AI事業」は、AI、ブロックチェーン、Web3.0といった先端技術を活用し、グループ既存サービスの価値向上と次世代を担う新規事業の創出を推進するセグメントである。特に「音声AI」領域に注力し、プロダクトの研究開発及び商用化に向けた基盤整備が重点的に進められている。また、東京大学の「ブロックチェーン応用実践プログラム」への支援を継続するなど、Web3分野の高度人材育成や産学連携によるAI研究にも積極的に取り組んでいる。

5. オートサービス事業
「オートサービス事業」は、BP(Body repair and Paint:鈑金塗装)・レンタカー事業と、中古車販売・車検整備事業で構成している。

BP・レンタカー事業はBtoBtoCモデルであり、「鈑金塗装fabrica(ファブリカ)」及び「ファブリカレンタカー」を手掛けている。具体的には、損害保険会社や保険代理店からの依頼を受けて、事故で損害を受けた自動車の修理と修理期間中の代車となるレンタカーの貸出、事故車両を引き揚げるレッカーサービスなどをワンストップで提供している。1台1台状況の異なる事故修理は、レッカー事業者、代車・レンタカー事業者、部品商、ガラス業者、鈑金塗装工場など独立した事業者が分業しており、その工程が複雑で部品発注ミスや工員の作業ミスなどで納期管理や品質管理が極めて難しいサービスと言われていた。そのようななか、同社は独自に開発した工程管理システムと検査体制、優良な工場ネットワークなどを駆使して、短納期・高品質のサービスを提供している。

中古車販売・車検整備事業はBtoCモデルであり、同社の祖業である自動車整備事業を行っている。具体的には、愛知県春日井市の国土交通省中部運輸局の指定工場(中指第10654号)で、顧客に対して車検整備や新車・中古車の販売サービスなどを提供している。BP・レンタカー事業及び中古車販売・車検整備事業の店舗及び工場は、巨大な自動車アフターマーケットに対して、同社が当事者として直接的に接することで市場や業界が抱える様々な課題を抽出するための役割も担っている。また同社グループが開発提供する様々なITサービスの実験店舗(パイロットショップ)としての役割も有しており、「symphonyシリーズ」などあらゆるITサービスを試験導入し、ユーザー評価を開発陣にフィードバックすることでサービス品質の向上に役立てている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)


《HN》

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