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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/07/13 11:01,
提供元: フィスコ
くすりの窓口 Research Memo(1):2027年3月期も増収増益で連続過去最高予想、高成長を継続へ
*11:01JST くすりの窓口 Research Memo(1):2027年3月期も増収増益で連続過去最高予想、高成長を継続へ
■要約
くすりの窓口<5592>は「ヘルスケア領域に新しい価値を提供する」という経営方針の下、調剤薬局・ドラッグストア・医療機関・介護施設などのヘルスケア領域において各種ソリューションを提供している。
1. メディア事業、みんなのお薬箱事業、基幹システム事業、未病予防事業を展開
同社は事業区分を、メディア事業(薬局総合ポータルサイト「EPARKくすりの窓口」や電子お薬手帳アプリ「EPARKお薬手帳」など)、みんなのお薬箱事業(薬局や医療機関の医薬品仕入価格交渉を代行する「仕入れサポートサービス」、AIを活用した医薬品在庫管理・自動発注システム「eオーダーシステム」、医薬品売買ニーズマッチングサイト「みんなのお薬箱」による「不動在庫サービス」など)、基幹システム事業(医療機関・調剤薬局・介護施設に必要な事務処理システムや情報システムなど)としている。また新規事業として未病予防事業(健康診断・人間ドックの予約、加盟薬局・ドラッグストアの店頭での特定保健指導)を開始している。収益は薬局等から得られる初期導入費用等のショット売上、及び月額利用料・手数料収入等のストック売上である。同社は継続的な収益が見込まれるストックビジネスを戦略的に重視し、ストック売上高及びストック粗利をKPIとしている。全事業ともストック売上高・ストック粗利が拡大基調であり、持続的な利益成長や高収益構造の源泉となっている。
2. 2026年3月期は予想を上回る大幅増収増益で過去最高業績
2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比10.1%増の12,330百万円、営業利益が同37.3%増の2,681百万円、経常利益が同37.4%増の2,666百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同45.1%増の2,952百万円、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)が同28.3%増の4,186百万円だった。上方修正後の予想を上回る大幅な増収増益で過去最高だった。全体としてストック売上高とストック粗利が順調に積み上がり、販管費の適切なコントロールも寄与した。事業別ではメディア事業とみんなのお薬箱事業の高成長がけん引した。全社ベースのストック売上高は同18.3%増の8,573百万円、ストック粗利は同24.4%増の3,580百万円、ストック粗利率は同2.1ポイント上昇して過去最高の41.8%となった。親会社株主に帰属する当期純利益については繰延税金資産を追加計上したことも寄与した。ROEは同2.3ポイント上昇して29.8%となった。
3. 2027年3月期も増収増益で連続過去最高業績を見込み、高成長を継続へ
2027年3月期の連結業績は、売上高が前期比16.8%増の14,400百万円、営業利益が同15.6%増の3,100百万円、経常利益が同16.3%増の3,100百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%増の3,100百万円となる見通しだ。前期に引き続き増収増益で連続過去最高業績を見込む。コスト面ではM&A等により人件費が増加するほか、新商品開発などの先行投資費用を予定しているが、ストック売上高とストック粗利が順調に積み上がる見込みだ。なお売上総利益は同15.5%増の8,052百万円、販管費は同15.3%増の4,953百万円を予想している。重点施策として、施設保有数の増加などに加えて、医療機関市場への展開を本格化させる。積極的な事業展開で各事業ともストック売上高、ストック粗利の順調な拡大が期待できることを勘案すれば、前期と同様に期初予想に上振れ余地があり、高成長を継続するだろうと弊社では見ている。
4. 2030年3月期にストック売上高200億円、営業利益50億円以上を目指す
同社は中期経営計画の目標値として、2030年3月期のストック売上高200億円、営業利益50億円以上を掲げている。ストック売上高を積み上げながら安定的な利益確保を目指す。顧客基盤の拡大については、2030年3月期末までに全社ベース導入施設数100,000施設(2026年3月期末時点の実績は合計53,441施設)を目指す。基本戦略としては、既存の主力3事業(メディア事業、みんなのお薬箱事業、基幹システム事業)でのデータ・システム連携などにより各々の市場シェアを拡大しストック売上・ストック粗利を積み上げる。そのほか、M&A・アライアンスを積極活用しながら「医・薬・介護、個人ユーザー(患者)をつなぐプラットフォーム」として、様々なニーズを捉えた独自事業を自社開発し業容を拡大する。さらに未病予防事業を第4の柱に育成する。
■Key Points
・ヘルスケア領域において各種ソリューションを提供
・2026年3月期は予想を上回る大幅増収増益で過去最高業績
・2027年3月期も前期に引き続き増収増益で連続過去最高業績を見込み、高成長を継続へ
・2030年3月期にストック売上高200億円、営業利益50億円以上を目指す
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
《HN》
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