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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/07/07 11:06, 提供元: フィスコ

藤商事 Research Memo(6):2027年3月期は娯楽性を高めた新機種投入でV字回復を目指す

*11:06JST 藤商事 Research Memo(6):2027年3月期は娯楽性を高めた新機種投入でV字回復を目指す
■藤商事<6257>の今後の見通し

2. 2027年3月期の業績見通し
2027年3月期の連結業績は、売上高で前期比67.8%増の39,500百万円、営業利益で3,000百万円(前期は3,902百万円の損失)、経常利益で3,000百万円(同3,711百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益で2,100百万円(同2,083百万円の損失)を計画している。

(1) 販売台数計画
パチンコ遊技機の販売台数は前期比35.6%増の57千台を見込む。新規タイトルは、4機種投入する予定としており既に第1四半期に「eリング 最恐領域」(2026年4月導入)、「eひきこまり吸血姫の悶々」(同年5月導入)の2機種を投入し、いずれも予定どおりの販売台数となったもようだ。特に初IPとなる「eひきこまり吸血姫の悶々」は高稼働が続いており、順調な立ち上がりを見せている。「ひきこまり吸血姫の悶々」は、七紅天大将軍に任命された引きこもり吸血鬼テラコマリが、はったりと幸運を頼りに快進撃する姿を描いたコミカルファンタジーのライトノベル作品で、2023年にはTVアニメ化され独自の世界観とキャラクター性で人気を博している。同機種の最大の特徴は、通常時から「LT3.0プラス」の性能をフルに生かした新しいゲーム性にある。通常時は、10回転の高期待度状態でガチ抽選を行うチャンスゾーンを目指し、このチャンスゾーンから大当たりを狙う「新しい通常時のゲーム性」を楽しむことができる。また、「出玉力」や多彩な演出、魅力的なキャラクターが特徴となっており、スペックのバランスの良さが評価されユーザーから高い支持を得ているようだ。また、第2四半期以降にアニメ系ジャンルでスマパチを2機種投入する計画としており、「BIGスタート」「役物振分機※1」「SSルート※2」など同社独自機能を搭載した機種やイヤホンジャックを搭載した新枠の投入も予定している。

※1 大当たりまでの抽選演出を、役物を利用した3段階の演出で行う機種。
※2 一部の玉が、ヘソに直行する特別ルート。

一方、パチスロ遊技機は3機種の投入を予定しており、このうち2機種は主力タイトルの後継機種で、残り1機種は新規IPを使った機種となる。第2四半期から第4四半期で3機種投入する計画で、現段階では2機種まで検定を通過している。

(2) 営業利益増減要因
売上総利益率は前期の51.3%から49.4%と1.9ポイントの低下を見込んでいる。半導体メモリの価格急騰による材料コストの上昇が一因だ。2027年3月期のメモリ必要量は既に手当済みで、メモリ不足によって販売計画が下振れするリスクはない。メモリのコスト上昇対策として、その他部材の共通化やリユース品の採用増に加えて、3年前から取り組んでいる外注費削減施策(リユース部材の再生工程を内製化)の成果が出てくると見ている。これら取り組みにより原価率の上昇を最小限にとどめることで、売上総利益は前期比61.5%増の19,500百万円を見込む。

また、販管費は同3.3%増の16,500百万円を見込む。項目別で見ると、販売計画の見直しに伴う開発計画の変更により研究開発費が同529百万円減少の8,700百万円となる一方で、人件費が賞与引当金の増加で同559百万円増の3,100百万円、販売手数料が販売台数の増加で同408百万円増の700百万円、広告宣伝費が同49百万円増の900百万円、その他販管費が同36百万円増の3,100百万円を見込んでいる。販売手数料やその他販管費については保守的に計画に織り込んでおり、販売台数が若干下振れしたとしても販管費の抑制により吸収可能と見られる。なお、生成AIの活用については2027年3月期より全社的な取り組みを開始しており、各部門でテーマを決め業務効率の向上に取り組んでいる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


《HN》

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