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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/25 13:06, 提供元: フィスコ

オービーシステム Research Memo(6):2027年3月期はGC寄与、オーガニック成長で中期経営計画の仕上げへ

*13:06JST オービーシステム Research Memo(6):2027年3月期はGC寄与、オーガニック成長で中期経営計画の仕上げへ
■オービーシステム<5576>の今後の見通し

1. 2027年3月期の業績見通し
2027年3月期の連結業績は、売上高10,000百万円(前期比15.5%増)、営業利益835百万円(同24.2%増)、経常利益900百万円(同23.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益720百万円(同20.1%増)と、各段階利益において約20%の大幅な増益を見込み、過去最高業績をさらに更新する計画となっている。現行の中期経営計画の最終年度にあたる重要な1年でもある。前期からの変化を挙げると、第一にGCの寄与がフルの12ヶ月となる部分が大きい(2026年3月期は8ヶ月分)。GCの売上高としては1,600百万円程度を見込んでおり、通期計画ベースの連結増収分の5割弱に該当することになる。これに加えて、DXや生成AI、IoT、ビッグデータ等のITを活用した旺盛なシステム投資需要を背景として、継続的な受注獲得によるオーガニック成長と併せて計画の達成を目指す。

また、組織体制の変化も見逃せない。2026年4月1日付で従来の「金融事業本部」に「ITイノベーション事業本部」を吸収する形で統合している。もともと後者は主たる事業領域を金融ITインフラとしていたこともあり、統合によって既存ノウハウが共有されるだけでなく、取引先からのニーズや案件にワンストップで対応できるようになる。2026年1月に発足した「AX推進室」、同年4月より各事業本部に新設した「AXO(AIトランスフォーメーションオフィサー)」を中心とした組織間リレーションを強化する点も重要なポイントである。具体的には、各事業部のAXOを起点としたAI関連の現場ノウハウの全社共有・横展開を進めるため、月1回、社長も出席する会議を組成することで、トップマネジメントまで情報共有がされるような体制づくりも行っているようだ。加えて、このAX推進室及びAXOは自社R&D活動の強化や業務効率化にとどまらず、取引先に対するAIエージェントを活用したPoC(実証実験)提案により新たなビジネス共創を推進する役目も果たす。この共創の動きには、同社として早くも好感触を持っているようであり、今後の案件具体化に注目しておきたい。これらの活動を通じて、新たな高付加価値ビジネスの創出・拡大を図る。

損益面では、のれん等の無形資産に関する償却負担の増加、年間40〜50名程度の新卒採用の継続や給与水準の引き上げ等に伴う人件費や外注単価などのコスト上昇も想定される。これらを増収効果により吸収する計画である。また、ドメインナレッジとAI等の最新技術を組み合わせ、システムのアーキテクト等の上流業務を担える信頼できるパートナー性をさらに磨くことで、付加価値を同時に高めていく。当然、グループ全体でのシナジー発揮、若手人材の中核戦力化も2026年3月期以上に進むほか、単価改定も進展して利益面を押し上げる公算だ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 若杉 孝)


《HN》

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