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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/22 13:01, 提供元: フィスコ

アートネイチャ Research Memo(1):中期経営計画「アートネイチャーFrontierプラン」を策定

*13:01JST アートネイチャ Research Memo(1):中期経営計画「アートネイチャーFrontierプラン」を策定
■要約

1. 個別最適なソリューションを提供する大手ヘアコンサルタント企業
アートネイチャー<7823>は毛髪業界をリードする総合毛髪企業の大手で、毛髪業界では男性市場でシェア第1位、女性市場で第2位と言われている。「ふやしたいのは、笑顔です。」をモットーに、トータル・ヘアコンサルタントとして、より美しく輝きのあるライフスタイルを提案している。主力事業はハイエンドなオーダーメイドウィッグの製造・販売で、毛髪に関する商品・サービスも幅広く展開し、多様化・高度化する顧客ニーズに対し一人ひとりの個性にあわせた最適なソリューションを提供している。オーダーメイドウィッグは海外の自社工場で1つずつハンドメイドで製造し、くつろぎにこだわる全国の店舗で、専門的な技術を持つ理・美容師資格保有者が購入からアフターサービス、日常のアドバイスまでを徹底的にサポートしている。

2. 商品開発力などに強み。「反響営業」「リピート営業」はビジネスモデルの要
同社の商品・サービスには、オーダーメイドウィッグのほか、オリジナルのスタイルに仕上げるハイエンドな既製品ウィッグ、気軽に使えるスタンダードな既製品ウィッグ、自然な仕上がりと高い自由度が特徴の増毛商品、発毛有効成分を配合した発毛剤などがある。これらの商品・サービスをテレビやインターネットなどの広告媒体で訴求し、電話やメール、来店などでコンタクトしてきた人を新規顧客として取り込む「反響営業」、そしてアフターサービスなどを通じて新規顧客と信頼関係を築いて定着に導く「リピート営業」が、同社ビジネスモデルの要となっている。このビジネスモデルは、顧客ニーズを先取りする商品開発力、顧客を満足させる技術力、顧客の信頼を得る接客力といった同社の強みによって、より高い効果を発揮している。

3. 顧客基盤の増強など重点課題を解決し、2030年3月期に売上高599億円を目指す
同社は長期ビジョンとして、顧客が豊かな生活を送るために必要なモノ(商品)とコト(サービス)の提供を拡充することで未来を切り拓く「世界一のウィッグライフメーカー」への進化を目指している。その第1段階として2027年3月期〜2030年3月期の4ヶ年を対象とした新中期経営計画「アートネイチャーFrontierプラン」を策定した。顧客基盤の増強、生産基盤の強化、効率性の向上、新領域への挑戦、人的資本の強化という5つの重点課題を解決して、2030年3月期に売上高599億円、経常利益率6.7%、ROE9.2%を目指す。特に前中期経営計画の未達要因となった新規獲得顧客数の減少と新領域事業の未獲得については、テレビに加えデジタル接点を含む多面的なアプローチと広告宣伝の最適化によって新規獲得顧客数を回復するとともに、「美と健康」にフォーカスしたM&Aなどによって新領域の獲得を図る。

4. 2027年3月期は中期経営計画初年度の仕込み期のため減益予想
2026年3月期の業績は、売上高44,600百万円(前期比2.9%増)、営業利益3,219百万円(同47.6%増)となった。前中期経営計画に対して未達になったとはいえ、売上高はリピート売上や女性向け既製品売上が好調で上場来最高を更新し、営業利益は増収効果や広告手法の見直しなどにより大幅増益となった。2027年3月期の業績予想について、同社は売上高48,494百万円(同8.7%増)、営業利益2,500百万円(同22.3%減)を見込んでいる。中期経営計画に沿った広告手法の見直しや「美と健康」への戦略的な投資によって、売上高は着実な増加を見込む。しかし、中期経営計画初年度は仕込み期のため、新領域への挑戦など重点課題に向けた先行投資のほか、円安・物価高や人員拡充、処遇改善などの影響を考慮し、減益予想となった。

■Key Points
・毛髪業界をリードする大手ヘアコンサルタント企業。個別最適なソリューションを提供
・「世界一のウィッグライフメーカー」に向け中期経営計画策定、2030年3月期に売上高599億円を目指す
・中期経営計画の仕込み期である2027年3月期は新領域「美と健康」への先行投資などで減益計画

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田 仁光)


《HN》

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