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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/06/22 11:32,
提供元: フィスコ
Sイノベーション Research Memo(2):Salesforce公認の「最も優れたパートナー」
*11:32JST Sイノベーション Research Memo(2):Salesforce公認の「最も優れたパートナー」
■事業概要
1. 会社概要
Sharing Innovations <4178>は、システム開発やクラウドインテグレーションを展開する企業である。Orchestra社のグループ会社で、Orchestra社が保有している同社株式の保有比率は71.5%(2025年12月31日現在)で連結対象会社となっている。とりわけSalesforce導入に強みがあり、2021年には日本に500社ほど存在するSalesforce公認パートナーの中から「最も優れたパートナー」として表彰されるなど評価が高い。
同社の創業は2008年で、2018年7月にOrchestra社の連結子会社だった(株)あゆたが現社名に変更、(株)エス・エス・アヴェニューのITソリューション事業を吸収分割し、現在のSharing Innovationsが誕生した。IT利活用の多様化・高度化に伴い拡大するIT需要を取り込み、各種Webシステム開発、スマホアプリ開発、クラウドインテグレーション等など幅広く受注を積み重ねて業容を拡大し、2021年3月には東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース)市場に上場を果たした。占いアプリ「ウラーラ」を手掛けていることでも知られている。
同社は今後も、加速する技術トレンドを的確に捉え、クラウドインテグレーション、データ分析、AI等に関連するエンジニアの教育・育成、サービスの開発を積極的に行い、最適なソリューション提供を通じ、日本のIT化をけん引する存在となることを目指す。
2. 事業内容
同社が公表しているセグメントは、DX事業とプラットフォーム事業(以下、PF事業)の2事業で、ビジネス形態として前者はBtoB、後者はBtoCとなる。それぞれのセグメント売上高は2025年12月期実績で、DX事業が4,088百万円、PF事業が396百万円、セグメント利益はDX事業が368百万円、PF事業が52百万円と収益の多くをDX事業が占める状況である。
DX事業に関しては、クラウドインテグレーションとシステムソリューションに大別される。PF事業も合わせて、それぞれを取り上げる。
(1) クラウドインテグレーション
様々な業種の企業や自治体、日々の生活のDXを支援することを、事業の核としている。Salesforceを中心としたクラウド導入やTableau(R)活用によるデータ可視化、Salesforce Einsteinを用いたAI(人工知能)関連技術によるデータ解析などを通じて、多くの顧客のDXをサポートしてきた。
なかでも同社の強みとなっているのは、Salesforceに関する種々のサービス提供である。Salesforceはクラウドの世界的な先駆者である。顧客管理(CRM)を軸に、マーケティング業務やカスタマーサポート業務、コミュニケーション関連など、Salesforceの製品群は多岐にわたるが、それらを駆使して顧客企業のDXを推進している。
現在、Salesforce公認パートナーは日本に500社ほど存在する。その中から、2021年に「最も優れたパートナー」として同社は「Agile Integration Partner of the Year」を受賞した。Salesforceを導入した顧客企業からのアンケートで、プロジェクト品質において4.77点(5点満点)という高い評価を得た結果だが、こうした点からSalesforceのプロフェッショナル集団として、コンサルティングから導入、導入の際に必要な開発、導入後の活用支援までをトータルサポートする企業として顧客からの評価は高い。
(2) システムソリューション
オープン系技術を中心としたスクラッチ開発、AWS/Azure/Google CloudといったIaaSやDatabricks Inc.などによるビッグデータ分析、Reactなどによるスマホアプリ開発から基幹系システムのリプレイスまで、クラウドとスクラッチ開発を高いレベルで統合して、顧客を支援している。
金融や医療といったアベイラビリティ(可用性/稼働率)を品質基準として重視するシステムが存在する一方、消費者ニーズの多様化や変化の速さへ対応するために、リーンスタートアップやアジャイル開発などの手法を用いてより早くPDCAサイクルを回し、製品と消費者ニーズをマッチさせるProduct/Market Fitが重要なシステムやアプリの開発も存在している。同社では、Ruby on Rails/JavaScript/Python/PHPなどのLightweightなプログラミング言語とアジャイル開発のプラクティスを用いたスピード重視の開発を得意とし、顧客の製品のProduct/Market Fitを早期実現する。
AIやビッグデータ解析の分野においては、学術界とオープンソースコミュニティをルーツとするデータ+AIの企業、Databricksとパートナーを組んでいる。2020〜2021年のGartner(R)によって発表された、データサイエンス&機械学習部門における、マジック・クアドラント・レポートでは、2年連続リーダー企業に指名された企業で、こうした連携も評価されることになりそうである。
(3) プラットフォーム事業
PF事業は、自社サービスとしてアプリケーションの企画・開発・運用を行っている。ユーザーにとっての価値創造と事業としての両立を最新技術によって実現した。自社サービスで得たマーケティングも含めたインサイトを、クラウドインテグレーションやシステムソリューションを通じて顧客企業に還元している。
ここで有力な同社のビジネスとして誕生したのが、自社開発アプリ「ウラーラ」で、企画・開発・運営に取り組んでいる。「ウラーラ」はiPhone/Androidアプリにて、全国1,200人を超す鑑定師にチャットで相談できる占いサービスである。文字数に応じて課金する仕組みで、チャット以外にも電話やメールでも相談可能となっている。占いのコアなファンに寄り添う形で顧客に合った占い師をマッチングさせ、LTV(顧客生涯価値)を向上させる仕組みで、鑑定実績は2025年2月に200万件を突破した後も順調に拡大中だ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野 文也)
《HN》
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