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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2026/06/09 12:02, 提供元: フィスコ

プリモGHD Research Memo(2):国内・海外135店舗で「顧客体験価値」を向上

*12:02JST プリモGHD Research Memo(2):国内・海外135店舗で「顧客体験価値」を向上
■会社概要

1. 会社概要
プリモグローバルホールディングス<367A>は、国内最大級のブライダルジュエリーの企画・販売企業である。1999年の創業以来、一貫して婚約指輪・結婚指輪といったブライダル領域に集中し、国内外において専門店としての地位を確立してきた。一般的な宝飾企業が領域の多角化を図るのに対し、同社は経営資源を「結婚」という人生の重要イベントに紐づく「高付加価値商品」と「顧客体験価値の高度化」に集中することでブランド力を向上している。

同社は単なる商品販売にとどまらず、顧客のライフイベントに寄り添うパーソナルサポートを事業モデルとしている。来店時のコンサルティングから購入後のアフターサービス、CRMに至るまで一貫したサービスにより、「モノ(商品)」だけではなく「コト(体験価値)」を提供する。こうしたサービスモデルは、ブライダルジュエリーという購入に至るプロセスにも価値がある商材において差別化要因となっている。

また、同社は国内外にブライダルジュエリー専門店のネットワークを構築しており、2026年5月末時点で国内87店舗、海外48店舗、合計135店舗を直営で展開する。国内市場における「I-PRIMO」を中核とした強固な基盤に加え、中国本土・台湾・香港・シンガポール・マレーシアなどアジアを中心に海外展開を進めており、成長余地の大きい海外市場を取り込むことでの事業拡大を図っている。特にアジアではブライダルジュエリー専門店の存在が限定的であり、先行優位を生かした市場開拓を進めている。

2020年12月には持株会社体制へ移行し、グループ経営の高度化を図っている。同社は、中核事業会社であるプリモ・ジャパン(株)を中心に、海外事業会社など複数のグループ会社を全体管理し、商品企画・製造・販売・ブランド運営を一体的にマネジメントしつつ、各地域の市場特性に応じた機動的な事業展開を行っている。

2025年には東証スタンダード市場に上場し、資本市場へのアクセスを確保したことで、今後の成長戦略の実行力を強化した。

2. 沿革
同社は1999年に(株)スピードクリエイションとして創業し、同年にブライダルジュエリーブランド「I-PRIMO」の1号店を銀座に開設した。その後、2004年にプリモ・ジャパン(株)へ商号変更し、ブライダルジュエリー専業企業としての体制を確立した。

2000年代後半以降は、国内婚姻組数が少子化の影響により中長期的には縮小することを見越して、業界に先駆けて海外展開を本格化した。2007年の台湾進出を皮切りに、香港、中国本土へと進出エリアを拡大し、2017年にはグローバルで100店舗体制を達成した。2019年にはケイ・ウノ<259A>との合弁会社を設立するなど、商品領域及び事業基盤の拡張にも取り組んでいる。

2020年には持株会社体制へ移行し、2021年にプリモグローバルホールディングス(株)へ商号変更、グループ経営体制を確立した。同時に国内では全国47都道府県での事業展開を完了し、国内基盤を強固なものにしている。さらに、2022年以降はシンガポール進出や、(株)スタージュエリーブティックスとの海外展開に関する業務提携契約の締結、「LAZARE DIAMOND(ラザールダイヤモンド)」の国内商標権とそれに伴う独占販売権の取得などにより、事業ポートフォリオの多角化を進めた。2026年以降はマレーシア進出を通じてさらなる成長ステージに入る。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中西 哲)


《HN》

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