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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2026/04/03 11:05,
提供元: フィスコ
日本創発G Research Memo(5):新たな成長ステージへの飛躍に向けて事業基盤を強化
*11:05JST 日本創発G Research Memo(5):新たな成長ステージへの飛躍に向けて事業基盤を強化
■日本創発グループ<7814>の成長戦略
1. 成長戦略
同社は成長に向けた基本戦略として、M&Aを積極活用しながら、事業環境変化に対応した高付加価値製品・サービスの拡充によって印刷分野、ITメディア セールスプロモーション分野、プロダクツ分野それぞれの成長を図るとともに、グループ各社の専門性を生かしたグループシナジーとワンストップサービスにより、中長期的に収益力の向上と企業価値の向上を実現することを目指している。そして2026年12月期までを新たな成長ステージへ飛躍するための事業基盤強化のステージと位置付けて、新規のM&A、グループ企業の統合・再編、生産性向上を目的とする事業拠点の集約・整理・移転及び設備投資、新基幹システムの構築、人的資本投資の強化・充実などに取り組んでいる。
2025年12月期のグループ企業の統合・再編(ロールアップ)としては、顧客基盤が近似している美松堂(旧)と宏和樹脂工業及びプレシーズの合併による営業組織の統合、funboxとスマイルの合併による営業・経営管理の統合及び製造拠点の強化、大光宣伝と大宣工房の合併による営業組織と製造組織の統合、ポリエチレン商材を扱うリングストンとカタオカプラセスの合併による経営資源の一元化、田中産業とMGSの合併による営業組織と製造組織の統合、印刷・製本事業を扱う美松堂(旧)と共同製本の合併((新)美松堂)による経営資源の一元化、東京リスマチックとソニックジャムの統合による経営体制の集約を実施した。
特に印刷分野では生産性向上、原価低減、高付加価値印刷物への対応を強化するため、関西地域において生産設備の大胆な統合(移転集約)を実施した。具体的には、小西印刷所の本社工場(兵庫県西宮市)を廃止して生産をフジプラス伊丹工場へ移動するとともに、フジプラスは枚葉印刷を強化するため輪転設備を一部廃止した。小西印刷所とフジプラスの輪転受注は研精堂印刷(岡山県岡山市)で生産する。関東地域では美松堂(旧)と共同製本の合併により経営資源を一元化したほか、設備移転及び設備投資を実行した。プロダクツ分野では、funboxの主力工場が2026年2月に完成(2026年5月稼働予定)した。また一部の印刷工場をプロダクツ製造設備併設に業容変更した。このような「大胆な設備廃棄+統廃合+最新鋭生産設備の導入」により、生産性向上や高付加価値化へのシフトを推進した。
2026年12月期も基本戦略に大きな変更はなく、関東・中部・関西の各エリアのグループ企業の連携により、全国のマーケットニーズに対応できる体制となったことを踏まえ、引き続きグループ間での設備移動、新規設備投資、拠点統合などを推進する。そして「人件費上昇+原価上昇+金利上昇」という事業環境に生産性向上で対応する。こうした施策の成果(生産性向上、付加価値向上)によって新たな成長ステージへ飛躍し、2027年12月期以降に収益性の大幅改善を実現する計画だ。
なお同社は企業価値の向上について、ユニークなソリューションを組み合わせて新たな価値を創る(創発する)グループとして、Cash flow(EBITDA)の最大化を図ることで企業の成長を実現し、株主の期待に応えることを基本的な考え方としている。このため2025年12月期には、不動産売却で得られた資金(拠点統合・集約により2025年12月期に固定資産売却益5,758百万円を計上)や、長期資金の借り入れ(金利上昇に対応して2025年12月期に長期固定化を実施)なども活用して成長投資を継続的に実行した。営業利益ベースEBITDAは2025年12月期に前期比15.5%減の5,322百万円と一時的に減少したが、2026年12月期は同24.0%増の6,600百万円と増加に転じて過去最高となる見込みだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
《HN》
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