トレーダーズショップ
トップかごを見るご注文状況このページのPC版


フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/09/18 14:05, 提供元: フィスコ

ADワークスグループ Research Memo(5):上方修正した2025年12月期業績はなお上振れ余地あり

*14:05JST ADワークスグループ Research Memo(5):上方修正した2025年12月期業績はなお上振れ余地あり
■ADワークスグループ<2982>の今後の成長見通し

1. 2025年12月期の業績見通し
2025年12月期の連結業績は、売上高で前期比21.2%増の60,500百万円、営業利益で同55.4%増の5,000百万円、税引前利益で同57.0%増の4,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同57.7%増の2,540百万円と期初計画から上方修正した。国内の収益不動産販売事業が想定を上回るペースで伸長しており、中間期計画に対する上振れ相当分を通期計画に上乗せした。

日銀の追加利上げが想定されているものの、都心部を中心に堅調が続く不動産投資市場に与えるインパクトは軽微と見られ、下期も良好な市場環境が続くと見られる。実際、金融機関の貸し出し姿勢に今のところ変化はない。同社は豊富な手持ち物件をバリューアップし、不動産小口化商品や一棟再販物件として下期も販売する予定で、在庫回転率を上げ回収した資金で優良物件を積極的に仕入れる方針だ。このため、上方修正した通期業績計画はなお上振れ余地があると弊社では見ている。

不動産小口化商品「ARISTO」シリーズは、前期比51.8%増の200億円の計画にたいして、中間期の進捗率が55.7%と順調に推移しており、下期販売分の在庫も既に確保済みとなっている。現在、「ARISTO恵比寿」(オフィス・店舗ビル、39.65億円)、「ARISTO下北沢」(オフィス・店舗ビル、19.1億円)を販売中で、その他計画中の商品も含めれば220〜230億円まで伸びる可能性がありそうだ。また、新規事業となるオフィス区分販売事業についても「ARISTO PLUS」シリーズ第1弾となる「ARISTO PLUS神田」の販売を2025年6月から開始した。10階建ての自社開発物件となり、1フロアごとに1億円で販売している。年内の完売を目標としており、不動産小口化商品販売事業で構築した全国の金融機関や会計事務所等、500社超のネットワークを通じて販売する予定だ。同商品は不動産小口化商品の特徴に加えて、借入の利用が可能で運用期間も無制限となっている。投資利回りは小口化商品の約3%に対して3%前半とやや高い水準で設定している。潜在需要は大きく、同社では2035年に売上高300億円規模を目指している。

一棟再販事業については前期比18.7%増の360億円を見込む。期末の収益不動産残高については前期末比3.4%増の470億円と高水準を維持する考えだ。そのほか、ストック型フィービジネスは前期並みの60億円程度を計画していたが、スミカワADDが7月より連結対象から外れることになったため、56億円程度となる見通しだ。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


《HN》

記事一覧

  • 2025/09/18 16:57:新興市場銘柄ダイジェスト:キッズスターは大幅反発、Defコンが急落
  • 2025/09/18 16:43:東証グロ−ス指数は続落、引き続き東証プライムに資金向かう
  • 2025/09/18 16:38:AI関連株を中心に買われ終値で45000円台乗せ【クロージング】
  • 2025/09/18 16:35:日経VI:小幅に低下、高値警戒感も意識
  • 2025/09/18 16:34:東証業種別ランキング:電力・ガス業が下落率トップ
  • 2025/09/18 16:30:東証グロース市場250指数先物概況:プライム市場に劣後も小幅反発
  • 2025/09/18 16:19:日経平均寄与度ランキング(大引け)〜日経平均は大幅反発、アドバンテストや東エレクが2銘柄で約307円分押し上げ
  • 2025/09/18 16:15:東京為替:ドル・円は失速、欧州通貨は堅調
  • 2025/09/18 15:55:日経平均は反発、米利下げ決定が好感され45000円台で大引け
  • 2025/09/18 15:54:さくら、東京衡機、レゾナックなど
  • 2025/09/18 15:48:9月18日本国債市場:債券先物は136円56銭で取引終了
  • 2025/09/18 15:37:東京為替:ドル・円は堅調、ドル買い続く
  • 2025/09/18 15:35:イード Research Memo(5):株主優待制度を拡充、配当金はDOE2.5%を目安に実施する方針
  • 2025/09/18 15:34:イード Research Memo(4):2026年6月期は過去最高売上を更新し、段階利益も2ケタ増益を見込む
  • 2025/09/18 15:33:イード Research Memo(3):CS事業の収益悪化などにより営業減益となるも、当期純利益は4期振りの増益
  • 2025/09/18 15:32:イード Research Memo(2):Webメディア・コンテンツの運営やリサーチ・ECソリューションサービスを提供
  • 2025/09/18 15:31:イード Research Memo(1):2025年6月期の当期純利益は4期振りの増益。今後はM&Aも活用し高成長目指す
  • 2025/09/18 15:28:日ヒューム---大幅反発、全国の下水管調査の結果が明らかとなり
  • 2025/09/18 15:28:キリンHD---大幅反発、事業ポートフォリオ見直しを評価して欧州系証券が格上げ
  • 2025/09/18 15:26:電通総研---大幅反発、長期・高成長路線復帰として国内証券では目標株価引き上げ