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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/08/14 14:27,
提供元: フィスコ
一正蒲鉾---25年6月期は増収、主力の水産練製品・惣菜事業が増収へ
*14:27JST 一正蒲鉾---25年6月期は増収、主力の水産練製品・惣菜事業が増収へ
一正蒲鉾<2904>は8日、2025年6月期連結決算を発表した。売上高は前期比0.3%増の345.79億円、営業利益は同29.9%減の8.91億円、経常利益は同27.3%減の9.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同22.0%減の7.46億円となった。
水産練製品・惣菜事業の売上高は304.69億円(前連結会計年度比0.5%増)、セグメント利益(営業利益)は10.07億円(前連結会計年度は13.09億円のセグメント利益(営業利益))となった。売上は、2025年3月1日納品分より実施した価格改定の効果に加え、スティックタイプのカニかまを中心とした販売数量の伸長や、消費者ニーズを捉えた保存性・利便性に優れた商品の堅調な推移が寄与した。また、サラダスティックは玉子焼き風味や焼きえび風味など、需要喚起を目的とした新商品の発売も奏功し、売上は前年同期を上回った。さらに、おせち商材では蒲鉾・伊達巻が安定した販売を維持し、農林水産大臣賞を受賞した「京禄」の販売が大幅に伸長したことなどから、全体として売上は前年同期を上回る結果となった。利益は、工場の生産性向上に努めたものの、原材料費や労務費等のコスト増加の影響を受け、前年同期を下回る結果となった。
きのこ事業の売上高は37.69億円(前連結会計年度比0.6%減)、セグメント損失(営業損失)は2.51億円(前連結会計年度は1.57億円のセグメント損失(営業損失))となった。売上は、天候不順による野菜の生育不良や相場高騰に伴うきのこ需要の増加により、販売価格は前年を上回った。一方、販売量は、酷暑の影響を受け生育が不調となったことや、残暑や暖冬の影響による鍋シーズンの立ち上がりが遅れたことにより販売数量が伸び悩んだ。春以降は大容量で鮮度感を訴求した株割パック商品等の販促を強化したものの、需要期の販売数量の減少を補いきれず、売上は前年同期を下回った。利益は、包装部門の合理化・省人化によるコスト削減や、生産の効率化に努めたが、原材料や労務費、エネルギー価格等の高騰が続いたことに加え、生育不調の影響もあり、前年同期を下回る結果となった。
運送・倉庫事業の売上高は3.39億円(前連結会計年度比13.3%減)、セグメント利益(営業利益)は1.25億円(前連結会計年度は1.10億円のセグメント利益(営業利益))となった。運送部門は、収益力の高い自社便事業の拡大を目的とした新規顧客の獲得や、適正運賃への改定に取り組んだが、主に輸入青果物の定期便減便や設備投資関連費用の増加が影響し、売上高および利益は前年を下回る結果となった。倉庫部門は、取扱構成比の高い水産物の不漁に加え、寄託者の原料調達方法が保管コストを意識した当用買いへと変化したことなどから、在庫水準が低調に推移し、売上高は前年を下回った。一方で、継続的な収益性向上を目的とした庫内管理の最適化を推進した結果、利益は前年を上回った。
2026年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比4.7%増の362.00億円、営業利益は同23.4%増の11.00億円、経常利益は同26.8%増の11.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.4%増の7.50億円を見込んでいる。
《AK》
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