トップ ・ かごを見る ・
ご注文状況
・ このページのPC版
フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/06/18 12:05,
提供元: フィスコ
SIGG Research Memo(5):2026年3月期も2ケタ営業増益予想
*12:05JST SIGG Research Memo(5):2026年3月期も2ケタ営業増益予想
■SIGグループ<4386>の今後の見通し
1. 2026年3月期連結業績予想の概要
2026年3月期の連結業績予想は売上高が前期比19.7%増の10,500百万円、営業利益が同11.3%増の650百万円、経常利益が同0.8%増の659百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.1%減の461百万円としている。売上高はクラウド・セキュリティ領域の拡大やエネルギー系を中心に受注が高水準に推移することに加えて、ACRの新規連結(システム開発事業で売上高1,670百万円を計画)が寄与することで2ケタ増収を見込んでいる。営業利益は人事制度改定等に伴う人件費の増加、M&Aに伴うのれん償却額の増加、管理コストの増加などを増収効果や効率化効果が吸収して2ケタ増益を見込んでいる。事業別売上高の計画はシステム開発事業が同26.0%増の7,500百万円、インフラ・セキュリティサービス事業が同6.7%増の3,000百万円である。経常利益については前期計上の保険解約返戻金(営業外収益)の反動で微増益、また親会社株主に帰属する当期純利益についても前期計上の子会社株式売却益の反動で微減益の見込みである。また子会社のACT、UIS、ACRは新オフィスへ移転し、人材の採用強化に取り組む予定だ。
なお半期別の業績計画は、上期の売上高が5,060百万円、営業利益が316百万円、経常利益が310百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が217百万円、下期の売上高が5,440百万円、営業利益が334百万円、経常利益が349百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が244百万円としている。事業環境は良好であり、グループ間及び事業拠点間の連携強化などの効果も踏まえると好業績が期待できるだろうと弊社では考えている。
先端技術推進センターITACを発足
2. 事業別の動向・重点施策
システム開発事業では、SIGで新たに発足した先端技術推進センターITAC(Innovative Technology Advancement Center)を活用し、生成AIの活用による既存領域の効率化を強化・試行しながら、新技術領域の技術力向上と新たな市場開拓を図る。さらにクラウドやセキュリティ等のノウハウを活用したワンストップシステム開発の受注拡大を目指す。また、一般社団法人向けやヘルスケア、工事等のサービスを展開するシステム構築の受注拡大、製造や公共といった強みのある領域を主軸とする安定的な体制維持とさらなる拡充を推進する。なお、全国9拠点のシステム解発能力の地域間格差をなくすことで、拠点間連携プロジェクトや各拠点の地元企業への訴求力の強化を推進する。ACTとACRについては既存顧客のDX案件等を中心に順調に推移する見込みだ。
インフラ・セキュリティサービス事業では、SIGにおいてITACを活用しながら地方拠点のクラウド・セキュリティ分野での要員体制強化と先端技術への対応力強化を図る。さらに、Azure領域を含めた技術者層の強化とAI関連分野のインフラ構築を継続課題としてノウハウの蓄積を図るほか、セキュリティサービス領域における付加価値の高いコンサルティング領域の拡大を推進する。UISでは、マネジメント人材の育成強化による対応範囲の拡大と新規顧客開拓、1次請けの比率向上による単価・利益率の向上などを推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《HN》
記事一覧
2025/12/18 13:05:SIGG Research Memo(5):ITトータルソリューションカンパニーを目指す
2025/12/18 13:04:SIGG Research Memo(4):財務の健全性を維持
2025/12/18 13:03:恵和---続伸、25年12月期の増配を発表
2025/12/18 13:03:SIGG Research Memo(3):幅広い業種・業態にソリューションを提供
2025/12/18 13:02:SIGG Research Memo(2):システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を展開
2025/12/18 13:01:SIGG Research Memo(1):2026年3月期中間期は2ケタ増収・営業増益、株主優待制度を新設
2025/12/18 12:54:タイミー---広島県廿日市市と包括連携協定を締結
2025/12/18 12:51:リアルゲイト--- 「FURAM SANGUBASHI」がZEB Ready認証を取得
2025/12/18 12:49:日経平均寄与度ランキング(前引け)〜日経平均は大幅反落、アドバンテストが1銘柄で約179円分押し下げ
2025/12/18 12:47:タイミー---「第5回日本サービス大賞」で優秀賞・審査員特別賞をダブル受賞
2025/12/18 12:47:INPEX---反発、石油供給増懸念和らぎ原油相場が反発
2025/12/18 12:45:後場に注目すべき3つのポイント〜日銀会合控え様子見
2025/12/18 12:43:東京電力HD---反発、柏崎刈羽原発再稼働を1月20日軸に調整と伝わる
2025/12/18 12:37:オイシックス---大幅反発、米投資会社が大株主となる
2025/12/18 12:35:早稲アカ Research Memo(5):連結配当性向35%以上を目標に配当額の向上を目指す、株主優待も継続
2025/12/18 12:34:早稲アカ Research Memo(4):AIの積極活用とLTV最大化の取り組みを推進し、持続的成長を目指す
2025/12/18 12:33:早稲アカ Research Memo(3):2026年3月期業績は期初計画を据え置き連続増収増益見通し
2025/12/18 12:32:早稲アカ Research Memo(2):小学部を中心に塾生数が拡大、2026年3月期中間期は1ケタ増収2ケタ増益に
2025/12/18 12:31:早稲アカ Research Memo(1):ICTの積極活用により学習塾業界の勝ち組み企業として成長
2025/12/18 12:29:日銀会合控え様子見