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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/06/18 12:01,
提供元: フィスコ
SIGG Research Memo(1):営業利益重視で2026年3月期も2ケタ増収・営業増益予想
*12:01JST SIGG Research Memo(1):営業利益重視で2026年3月期も2ケタ増収・営業増益予想
■要約
SIGグループ<4386>は「社会を変革するITイノベータ」を目指す独立系システムインテグレーターである。長期ビジョンの「ありたい姿」として、企業のビジネス変革(DX)を支援し、「企業の外部CIO※として成長に貢献」するITトータルソリューションカンパニーを掲げている。
※ CIOはChief information Officerの略称で、企業の情報システム責任者。
1. システム開発事業とインフラ・セキュリティサービス事業を展開
同社はシステム開発事業(システム企画提案・開発・構築・運用までの総合的なサービスを提供)と、インフラ・セキュリティサービス事業(ITインフラソリューションとセキュリティサービスを一元的に提供)を展開し、M&Aも積極活用して業容を拡大している。同社の顧客は大手企業が中心で、システム開発事業では地方自治体や電力会社などへの基幹システム系の導入実績が多数あり、顧客のシステムニーズに応える技術と実績をベースに、DX対応を含めて、幅広い業種・業態にソリューション提供できることを強みとしている。
2. 2025年3月期は上方修正値を上回る大幅増収増益で着地
2025年3月期の連結業績は売上高が前期比27.0%増の8,769百万円、営業利益が同64.2%増の583百万円、経常利益が同83.0%増の653百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同100.8%増の480百万円で、前回予想(2025年2月12日付の上方修正値)を上回る大幅増収増益となった。各事業における受注が好調に推移したほか、M&A効果、グループ会社間や事業拠点連携による開発体制強化などにより大幅増収(システム開発事業が同14.5%増収、インフラ・セキュリティサービス事業が同65.0%増収)となり、人件費の増加、M&Aに伴うのれん償却額の増加、管理コストの増加などを吸収した。営業利益率は同1.6ポイント上昇して6.7%となった。
3. 2026年3月期も2ケタ増収・営業増益予想
2026年3月期の連結業績予想は売上高が前期比19.7%増の10,500百万円、営業利益が同11.3%増の650百万円、経常利益が同0.8%増の659百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.1%減の461百万円としている。売上高はクラウド・セキュリティ領域の拡大やエネルギー系を中心に受注が高水準に推移し、M&A効果も寄与して2ケタ増収(システム開発事業が同26.0%増収、インフラ・セキュリティサービス事業が同6.7%増収)、営業利益は人事制度改定等に伴う人件費の増加、M&Aに伴うのれん償却額の増加、管理コストの増加などを、増収効果や効率化で吸収して2ケタ増益を見込んでいる。経常利益は前期に計上した保険解約返戻金(営業外収益)の反動で微増益、親会社株主に帰属する当期純利益は前期に計上した子会社株式売却益の反動で微減益の見込みだ。事業環境は良好であり、グループ間及び事業拠点間の連携強化などの効果も踏まえると好業績が期待できるだろうと弊社では考えている。
4. 成長戦略第2フェーズは営業利益重視に変更、配当方針はDOE6%目安
同社は長期ビジョン達成に向けたロードマップとして、2024年3月期までを「独自のグループ体制」を構築する第1フェーズ、2027年3月期までを「グループシナジーを強化して企業価値の最大化」を図る第2フェーズ、2030年3月期までを「企業の外部CIOとしての機能進化」を目指す第3フェーズと位置付けている。第2フェーズと第3フェーズについては第1フェーズにおける課題を踏まえて営業利益重視の方針に変更した。長期ビジョンで目指す「ありたい姿」に変更はなく、新規事業領域・新技術の取り込みを可能にするM&Aも引き続き積極推進するものの、第2フェーズでは「規模から質のグループ企業体制の構築」を目指し、グループ各社の最適化とともに組織の課題を成長軸に移す。また、企業のDX課題解決を多角的に支援する独自ソリューションの提供、グループシナジーの強化により収益性を確保するとともに企業価値向上を目指す。配当方針については株主資本配当率(DOE)6%を目安とする。
■Key Points
・独立系のシステムインテグレーターで、幅広い業種・業態へのソリューション提供力に強み
・2025年3月期は上方修正値を上回る大幅増収増益で着地
・2026年3月期も2ケタ増収・営業増益予想
・成長戦略の第2フェーズは営業利益重視に変更、配当方針はDOE6%目安
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《HN》
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