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フィスコ投資ニュース
配信日時: 2025/12/11 16:21,
提供元: フィスコ
TOPPAN、MRO、ベステラなど
<6875> メガチップス 8060 -420大幅続落。任天堂が主体の半導体ファブレスメーカーとして、足元の任天堂の株価下落が警戒材料視されてきているようだ。任天堂は5日続落、本日安値まで5日間で13.8%の株価下落となっている。AIブームによってゲーム機「ニンテンドースイッチ・ツー」に使うメモリーの価格が4割上昇、利益を圧迫する懸念が出ているとされている。任天堂の収益悪化に伴い、同社への影響も強く懸念される格好に。
<7911> TOPPAN 4989 +154大幅続伸。前日にエレクトロニクスをテーマとした事業戦略説明会が開催されたもよう。注目度の高いFC-BGAを含め、半導体パッケージ事業の市場見通しや技術ロードマップなどが説明されたようだ。半導体関連事業については、26年3月期の売上高850億円から、31年3月期には約2700億円まで拡大との中期見通しが示されている。FC-BGA、次世代半導体パッケージ関連などが牽引するとみているようだ。
<7453> 良品計画 3041 +52.5大幅続伸。前日に11月の海外売上動向を発表している。東アジア、東南アジア・オセアニア、欧米事業ともに2ケタの高い増収率を記録しているが、東アジア事業における中国大陸も既存店売上高は前年同月比16.3%増となり、2ケタ成長が続く状態になっている。日中対立激化の中で売上への影響も懸念されたが、こうした警戒感が払拭される形にも。
<3064> MRO 2265 +87大幅反発。前日には11月の月次動向を発表している。11月売上高は28724百万円となり、前年同期比19.9%増となっている。6月以来の高い増収率となったことをポジティブ視する動きが優勢のようだ。11月の営業日数は18日、前年同月が20日であったことから、実態はより好調とも捉えられる。なお、新規顧客獲得数も116.9千アカウントとなっており、25年12月期に入ってから最大となっている。
<1844> 大盛工 499 -68急落。前日に第1四半期の決算を発表している。営業利益は1.4億円で前年同期比25.1%減となり、据え置きの上半期計画2.4億円、同51.6%減に対して想定線の推移とみられるが、上下水道管の老朽化対応工事の拡大なども期待された中、大幅減益決算をマイナス視する動きが優勢となっているようだ。建設事業や不動産事業などが大幅減益、建設事業では受注高も減少している。
<4053> サンアスタリスク 456 +12大幅反発。前日に株主優待制度の拡充を発表。これまで12月末現在600株以上を保有する株主には、特設サイトで利用できる優待ポイントを保有株数に応じて贈呈していたが、新たに1年以上継続保有の長期保有株主に贈呈ポイントを増加させる。600-899株保有者には従来の5000ポイントに1000ポイント付与など。4000株以上の継続保有株主は、従来の8万ポイントから12万ポイントにまで拡大させる。
<1433> ベステラ 1165 +76大幅続伸。前日に第3四半期の決算を発表、累計営業利益は5.4億円で前年同期比4.1倍の水準となっている。上半期は同6.8%増の水準であったため、8-10月期は増益率が急速に拡大する状況となっている。通期計画の7億円、前期比87.3%増は据え置いているが、超過達成の可能性も高まる形とみられている。大型工事の順調な進捗、見積・積算体制の整備による利益率の改善などが背景となっているもよう。
<9984> ソフトバンクG 17225 -1435大幅続落。米FOMCを受けて前日のナスダック指数は上昇、0.25%の利下げ決定は想定線だが、FRB議長会見は想定よりタカ派に傾いておらず、安心感が強まったもよう。決算発表を行った米オラクルが時間外取引で10%超の急落となっており、ネガティブ材料視されているもよう。売上高や将来のクラウド契約数などが市場想定を下回っており、データセンターへの巨額投資に対する懸念の高まりにつながっているようだ。
<2695> くら寿司 3150 -215大幅続落。前日に25年10月期の決算を発表、営業利益は54.6億円で前期比4.2%減となり、従来予想の50億円を上回る着地となっている。一方、26年10月期は50億円で同8.4%減と連続減益見通しに。コメ価格の一段の上昇などを見込んでいるもよう。保守的な要素も強いとみられるが、コンセンサスを20億円程度下回るガイダンスにネガティブな反応が優勢となっている。
<5032> ANYCOLOR 4770 -1000急落。前日に上半期決算を発表、営業益は111億円で前年同期比63.8%増となり、通期予想レンジは従来の205-215億円から210-220億円に、第1四半期決算時に続く上方修正となる。コマースおよびイベントを中心に売上高が計画を上回って推移したようだ。年間配当金も従来計画の70円から75円に増額。ただ、営業益は第1四半期の同2.6倍に対して8-10月期は同横ばいにとどまり、出尽くし感に。
《HM》
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