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フィスコ投資ニュース

配信日時: 2025/05/23 09:39, 提供元: フィスコ

日経平均は175円高でスタート、住友電工や神戸物産などが上昇


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;37161.74;+175.87円TOPIX;2727.54;+10.45

[寄り付き概況]

 23日の日経平均は175.87円高の37161.74円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日22日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は1.35ドル安の41859.09ドル、ナスダックは53.09ポイント高の18925.73で取引を終了した。長期金利の高止まりを受け、寄り付き後下落。朝方米下院はトランプ減税の延長を含む大型の税制・歳出法案の修正案を僅差で可決したが、前日までの財政悪化懸念による長期金利上昇の動きに一服感が出たことで、買い戻しが入った。また新規失業保険申請件数や5月の製造業PMI、サービス業PMIがともに市場予想よりいい内容だったことも相場を下支えした。ダウ、ナスダックともにプラスに転じたものの、ダウは買いの勢いが続かず、わずかに下げて終了。ナスダックはプラス圏を維持して終えた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が高安まちまちで、東京市場で手掛かり材料となりにくかったが、海外市場で米長期金利が上昇した後に低下に向かったことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=143円90銭台と、昨日15時30分頃と比べ70銭ほど円安・ドル高方向に振れたことが株式市場で安心感となった。さらに、日経平均は5月14日から昨日までで1200円近く下落したことから、高値警戒感がやや緩み、買いが入りやすかった。一方、昨日の米株式市場で、主要指数が取引終了にかけて値を消す展開となったことが東京市場で投資姿勢を慎重にさせた。また、日米関税交渉の3回目協議を控え、結果を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の全国消費者物価指数(CPI)は、生鮮食品を除く総合指数が前年同月比3.5%上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は同3.4%上昇だった。