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相場界の御三家といえば、ウォ−レンバフェット、ジュリアンロバ−トソン、ジョ− ジソロスの三人の名前を思い出す人も多いと思います。 バフェットは投資家というよりも、実業家の側面が強く、ロバ−トソンは投資家とい うよりも、投機家の側面が強いように言われます。やはりこの三人のなかではソロス が投資家と呼ばれるのに最もふさわしいのではないでしょうか。
ソロスの投資法は、テクニカル分析やファンダメンタル分析ではなく、彼独自の哲学 的アプロ−チとも呼べる投資法です。 彼の最大の哲学は「相場は間違える」という概念にあります。マ−ケットは100% 正確ではない、株価は常に行きすぎる。 これにはなるほどと思う人も多いのではないでしょうか?たとえばつい最近あった ネットバブルなどその典型でしょう、赤字で海の物とも山の物ともわからないような 会社が、ネットという名前だけで1株数千万の値段が付いた異常現象とその後の大暴 落など正に相場は間違えるですね。
また彼は、「マ−ケットは生き残りを賭けたサバイバルである」とも言っています。 それはソロスがユダヤ人として子供の時より迫害を受けてきた経験からきているので しょう。彼は子供の時より、人生や生と死について考えることが多かったようで、リ スクと言う物を本能的に嗅ぎ分ける能力を身につけたそうです。 本書はソロス自信が彼の哲学や人生観について書いた物で、彼はある意味天才である と思うのですが やはり本物の相場師の凄みが感じられます。 ジョ−ジソロスについて知りたい人は一度は読んでみて損はないでしょう。
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