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相場のノウハウ本は、読者がどういう状況にあるかによって大きく評価が分かれ
る。
システム構築で悩んでいる人はシステムに関する書籍を評価するだろうし、テクニ
カルを勉強している人にはテクニカル分析の本に惹かれるだろう。本書は、相場に悩
む人、どちらかといえば中級者向けの内容であり、システムもテクニカルもある程度
理解していて、そこそこ利益は出せるようになったが、今一つ伸びきれない人に最善
の良書だと思う。
デイトレーダーとして成功するための心構えを凝縮した一冊とうたっているが、ど
んなスタイルのトレ−ダ−にも向く内容となっている。
悩み、傷つき、もがいているトレ−ダ−に、気付きつつも忘れてしまいがちな事を、表現を変えながら何度も繰り返しアドバイスが述べられている。
同種の内容に、アレクサンダ−・エルダ−著「投資苑」、矢口新著「生き残りのディーリング決定版」(いずれもパン・ロ−リング社発行)があり、語り口は様々であるが、内容は非常によく似ているが、自分がどういう精神状態でいるかによって、この3冊の受け止められ方が異なるだろう。
ある程度技術が身に付いた人でも、己の内面の問題でトレ−ドにつまずく時期がある。
問題意識を持って本書をよめば、必ず心の琴線に触れる箇所があり、迷いの罠から逃れ、より信念を持って売買できるようになるだろう。本書は様々な問題点を明瞭に自覚させてくれる良書である。
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