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チャート分析においては、「出来高」は、「価格」に次いで重要な要素であることは誰しも知っていること。
この本では、オーソドックスな「出来高」表示機能付きのチャートに基づく分析手法ではなく、有料または一部のチャートアプリに実装されている「価格帯別出来高(出来高プロファイル)」(=横棒グラフによって価格を軸に出来高を可視化できる)チャートにて、どの価格帯に売買が集中していたか、相場はどちらの方向に動こうとしているのか、相場は強いのか、弱いのか、反転の可能性があるのか等、ビジュアルに理解できることか解説されている。
また、価格帯別出来高(出来高プロファイル)におけるプロファイル・データの作成ロジック説明に加え、各種の出来高パターンによる相場分析方法が書かれているのは大変参考になる。個人投資家におかれては、この本を片手に、価格帯別出来高チャートを活用することで、トレーディング・パフォーマンスの向上に役立ててはいかがか。
なお、本書には「Trading View」の価格帯別出来高チャート機能が利用できる特典がついており、実際に試してみることをお勧めする。
炎のディーラー
特定の価格帯での過去の取引量を可視化することで、多くの市場参加者が合意した直近の価格帯がサポートゾーンやレジスタンスゾーンになりやすいことを本書は説明している。
これは、過去の高値や安値を単に結んだテクニカル的な支持線や抵抗線よりも説得力がある。私は普段、株式市場でトレードを行っているが、ダブルトップや、ヘッド ショルダーズトップのような強力な反転下落パターンが現れたとき、どこまで株価が落ちるか、サポートゾーンを探るのに役立つな、と思った。
落ちるナイフがどこまで落ちるか、底を探る上で、本書の考え方は役に立つ。本書は日中足をメインに扱っているが、日足や週足チャートでも、基本的な考え方は変わらないと思う。
M様
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