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この本は、投資の4原則に基づいて書かれていますが、第1の柱だけでも面白い。
過去からのデータを引用しており、ファクター分析などインデックスと他の手法と比較している。 第2の柱及び第3の柱は歴史的背景などが書いており、有益な本も紹介しています。
また、具体的なポートフォリオも紹介していますがインデックス投資だけでも個人的にはコアサテライトにおいて採用して良いと感じました。 様々なインデックス投資の本がありますが、この本もかなり有益な内容で読んでおいて間違いないと思います。
kuni 会社員(個別株18年)
インデックス・ファンドを中心に個別株も入れつつ投資しています。
2024年時点では約1,000万円程度の含み益があります。
これは、投資における人間の心理面についても詳しく書かれているが、引退した精神科医かつ、投資の達人によって書かれた良書である。健全な投資の原則は、いつの時代も変わることがない。
内容は、投資理論にも馴染みがあるやや上級者向けのものだと思うが、デフレ、株価の急落、インフレの高騰などの市場環境の変化や投資家心理の変化により思わぬ相場変動により投資の判断ミスをしてしまう場合があるかもしれないが、この本に書かれている投資の4本柱をよく理解し、健全な投資行動を行えば、思わぬ落とし穴を回避でき、他の投資家よりも一歩先じ、どんな荒波をも乗り越えることができる素晴らしいポートフォリオの構築によって、より良いパフォーマンスを上げることができるものと思う。
炎のディーラー 投資歴 28年
「幅広く丁寧な解説がされたインデックス投資推薦図書」
本書は「理論」「歴史」「心理学」「資産運用業界」の4つの柱、4つの視点から適切な投資のあり方について解説し、全体としてインデックスファンドへの投資の継続を強く薦める内容となっている。
個々の章で書かれている内容は既に多くの様々な場で語られる、投資の常識、投資についての留意点といった内容が多く、そこに斬新さはさして感じなかった。
が、昨今、はやりのように広がっているオルカンやS&P500などのインデックスファンドの積み立て投資について、さして考えずに取り組んでいる人は、ぜひ本書を熟読してその本質、意味について理解を深めておくとよいかと思う。
本書を読み込むことは、株式市場の大きな動きがあってもそれに惑わされることなく、あるいは惑わされてもなんとかそこに踏みとどまり続けて投資を継続する強い動機づけ、支援材料となろう。
個人的には、資産運用はこのインデックスファンド投資よりも株式の個別銘柄によるポートフォリオ運用となっており、サブ的にETFでインデックスファンドも取り入れる形にしている。 これは本書の表紙にもあるようにインデックス投資は「退屈」で面白くはないからである。
別に資産運用には面白さなどいらない、着実に中長期での資産形成ができればよい、そのためには相応のリスクは許容するということなら、積立型のインデックス投資ということで別にかまわないとも思う。
が、できればそこから一歩進めて、資金の割合はわずかでもいいので中長期の視点での個別銘柄投資も行うと、色々視野が広がり、楽しみが増えることにもなるのではないかと思っている。
本書の内容は極めて合理的で冷静なものだが、できればこうしたエンターティンメントとしての投資についても少しふれてほしかったという気はする(ほぼ趣旨が近い『ウォール街のランダムウォーカー』ではこうした視点での内容も含まれているので)。
ふしみん 60代 個人投資家
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