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本書は、ブローカー出身のトム・ホラガードが、どうやったら安定的に勝てるトレーダーになれるのか？という相場にかかわる万人が、最も知りたいテーマについて、自信の体験を元に書き記した本だ。
まず本書を読み終えた感想を一言で言うならば、「できればレビューせずに独り占めしたい」ということだ。これまで、ジャンルを問わず、有名な相場本のほぼすべてに目を通しているが、現時点では、本書が圧倒的に最高の一冊であると感じている。
特に、相場経験は長く、テクニカルを語らせたら何分でも話せると自負しているにも関わらず、年間を通して利益はほぼトントンかマイナスであり、夢みているフルタイムトレーダーなど、もう実現できないのではないかと自信を無くしているような稼げてない相場中級者にまさにお勧めしたい本だ。
本書では、どこで仕掛けて、損切をいくらにおいて、利食いはどうするといったありがちなトレードテクニックの具体的な方法等はまったく書かれていない。その代わりに、著者が長年のブローカー経験や、その後プロトレーダーとして成長していく過程で身に着けた、トータルで勝てるトレーダーが何を身につける必要があるか？毎日どんなメンタルで相場に対峙する必要があるのか？何をしてはダメで、何をめざすべきなのか？といった答えがしっかりと記されている。きっとこれまで相場に翻弄され悔しい思いを重ねてきた人ならば、「聖杯」とはそういうことだったのかと目から鱗ではないだろうか。
世の中にはトレードテクニックに関する情報があふれ、昔と比べるとトレード環境も格段に進歩し、プロとアマの情報格差もほぼほぼない状況ながら、相場で一本で生きていける人の数は、昔も今も変わらずほんの一握りだあるとういう真実について、その理由がどこにあるのか、本書を読めば完全に理解できるはずである。現状を打破して、我こそはその一握りになると覚悟を持った人には是非お勧めの本だ。きっと手に取ったあなたの未来が変わると予感している。
投資歴9年 ユーノ
トレードに置いての内面の重要性やうまく負ける事の重要性。
これ、実は人生の全てにあてはまることで、仕事、生活、スポーツ、趣味などなど。
トレードの質を向上したくて、購入したのだが、今自分自身に降りかかっている、仕事、強いては会社への不安、メンタルの対処にも通じる所もあり、2日で一気に読み切ってしまった。
繰り返し読みたいと思うので手元に置いておき、上手くいかない時に再度読み返してみます。
東京都 M様
筆者はトレード分析結果に基づき、個人投資家が陥りやすい失敗トレードの行動パターンを良く熟知している。 この本では、失敗を受け入れ、それを回避し、いかに利益を伸ばすかを具体的に解説してくれている。つまり、普通では負けるのだ。
確かに、トレードでは高度な技術は必要なく、テクニカル分析の基本的に何か１冊読んでおけば十分。テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、指標レシオ、パターン、トレンドラインは、誰しも知っているが、これだけでは勝てない。
究極的にはトレードは人間の弱さとの戦いである。底値・天井を探そうとする。トレンドが逆行する動きがあるたびに新たなトレンドの始まりだと思う。頭がリセットできず負けトレードが脳裏から離れない。負けた時の感情が、最善ではない行動を起こさせる。勝ちトレードに増し玉をしない。損切しない。負けトレードに増し玉する。半分利食う。など、回避すべき行動だと説く。
炎のディーラー 投資歴28年
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