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20〜30年に渡って好成績を記録しているトレーディングシステム「アベレーション」の開発者の本なので、むさぼるように読みました。
アベレーションの開発者が書いた始めての本です。
最適化されないトレーディングシステムの開発法がとても良くわかりました。
この本の著者は徹底して最適化を嫌っているようで、フォワードテストさえ無意味だと言っています。
読んでいて、著者独自の言い回しや用語が多く、少し読みにくかったですが、それだけ独自の哲学を持っているということなのでしょう。
損切りに関しても、日中ストップは使わないなど、独自の哲学があり興味深いです。
そもそも、1980年に公開されたアベレーションという売買システムが、再調整やルールの変更なしに、現在も生き残りリターンを上げているという事実にただ驚かされます。
ちなみに本書にはアベレーションのルールは公開はされていませんが、どのような手順で堅牢な売買システムを開発するかの指針と手順は詳しく紹介されています。
今年一番参考になった一冊です。
森輝彦様(仮名) 39歳
副題にもあるように、本書で説くのは「検証での喜びが実際の運用で悲劇にならないための方法」である。 全16章から構成され、前半は主にトレードシステムの要素について。 後半はマネーマネジメントについて。
前半の「要素」については、仕掛け・手仕舞い・フィルターについて、具体的データを用いて解説しているが、手法によってこのデータは全く結果が異なるため、参考程度と考える方が良いだろう。 それでも、ここで解説される手順等が参考になると思われる。
後半のマネーマネジメントについては、『ラルフ・ビンスの資金管理大全』の内容をごく簡単に説明されている。
個人的には資金管理においては、本書の「入門」的内容にとどまらず、しっかりと深く理解する方が良いと考えるが、初心者が概要を学ぶには適切な記述量かもしれない。
以上の事より、本書は投資入門者向けといえ、経験が豊富なベテラントレーダーには不向きと感じた。 ただし、ベテラントレーダーでも結果が出ていない人なら、本書のような基礎的な部分から再スタートを切るのもいいだろう。
ラオウちゃん、40代、医師
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