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この本の副題は、「オニールの生徒だからできた１万８０００％の投資法」である。
著者２人が行ったトレードを振り返りながら、ウイリアム・オニール流の運用手法を紹介した解説書である。
この中で、私見であるが、特に使えるであろう手法は、「第６章弱き相場に乗る方法ーすぐに使える空売りの手法」である。
一般には、株は買う物という人が多い、また、大相場というのは、大きな上げ相場であり、けっして大きな下げ相場ではない。しかし、相場には、上昇と下落があり、両方の視点で捉えなければけっして勝ち残ることは出来ない。
しかし、相場の本で「空売り」について、有効な手法を示しているものは、ほとんどない。そうした意味でこの本は貴重な良書と言える。是非、熟読をお勧めする。
(Ｈ．Ｋ、50代、自営業)
本書はウィリアム・オニールの CANSLIM を、具体的なシステムにまで落とし込んでいる。
特にマーケット・ディレクショナル・モデルから学ぶことは多い。ルールは一見は複雑で理解に時間を要するが、オニールのマーケットタイミングの曖昧な部分を排除した、完全なるシステムトレーディングだ。
またエントリー手法として、従来のベースブレークアウトに加えて、ポケットピボット、バイアブルギャップ（寄付いたところを買う）という２つのルールが加わっている。特にポケットピボットは、ブレークアウトが機能しづらい日本市場においても有用性が高いことだろう。
続編も米国では出ることが決定している。翻訳版の早期発売にも期待したい。
ハンドル：invivo-trader
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