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この本は、ロビンス・ワールドカップ・トレーディング・チャ ンピオンシップ(先物・株式）の優勝者たちが書いたものをま とめて本にしたものです。 いわば、ロビンスカップ版「マーケットの魔術師」ともいえる 本です。
あの伝説のトレーダー ラリー・ウイリアムズのインタビュー をはじめ、多くの優秀なトレーダーたちのトレードのやり方な どが具体的に書いてあります。
彼らを始めとした、ロビンスカップの上位成績者たちは、短期 トレードを行い、しかも、システムに従ってトレードを行うシ ステムトレーダーであります。
内容的には、それぞれのトレーダーたちが、どのようなシステ ムで戦ったかが、具体的に書いてありますので、大いに参考に なるでしょう。具体的なシステムデータやチャートなどがふん だんにおりこまれております。中には、すぐに実行できそうな システムもありますので、今度試してみようかなと思いました 。
この本の中では、規律というものが大事だと書いてありました 。しかし、この規律を守ることがいかに難しいかということも 書いてあります。あのラリー・ウイリアムズでさえ、100％シ ステムに従うことができなかったといっています。 そのラリーのインタビューの中で、もっとも印象に残っている のは、「自信は大いに持つべきです。自分はデキル人間だと考 えてなきゃあ。トレードするにはうぬぼれるぐらいの自信が必 要です。」というところです。
やはり、トレーダーたるもの、自分に自信がなければ、やる意 味がない。今は負けていても、最終的には、絶対に勝てる！と 思っていなければ、とてもやっていけないと思いました。 さらに、ラリーの話のなかで、おもしろかったのは、ネットで の誹謗中傷に対して、ムキになっているところです。そこがま た、人間くさいなあと思いました。
ラリー以外のトレーダーの話も参考になるところが多く、ぜひ おすすめしたい本です。
(bblue 30代 会社員)
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