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フィスコ投資ニュース配信日時: 2025/11/14 15:12, 提供元: フィスコ ファインデックス---3Q増収増益、通期業績予想の達成に向けて順調に進捗*15:12JST ファインデックス---3Q増収増益、通期業績予想の達成に向けて順調に進捗ファインデックス<3649>は13日、2025年12月期第3四半期(25年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.5%増の43.72億円、営業利益が同6.2%増の11.95億円、経常利益が同9.5%増の12.40億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同2.6%増の8.53億円となった。 医療ビジネスの売上高は前年同期比1.7%減の40.15億円、営業利益は同1.5%増の12.17億円となった。主力製品は、医療機関のDXを支援する画像ファイリングシステム「Claio」や診療記事記載システム「C-Note」、文書作成システム「DocuMaker」となっている。従来のオンプレミス型製品に加え、近年は患者案内アプリ「PiCls Medical Avenue」や電子トレーシングレポートサービス「PiCls AAdE-Report」など、クラウドサービスの拡充も図っている。当第3四半期累計期間は病院案件44件、診療所案件114件の新規導入・追加導入及びシステム更新を実施した。保守サービスによる安定収益がある他、病院の収益向上やコスト削減を支援するクラウドサービス「PiCls」シリーズや子会社のフィッティングクラウドの製品である「CocktailAI」が高く評価され、着実に導入件数を伸ばしている。前年同期には複数の大型導入があったため、減収となったが、仕入高の減少、保守・クラウドサービスの拡大に加えて高付加価値製品の構成比上昇により利益は増加した。営業利益は引き続き高水準で推移しており、収益性の向上が進んでいる。 公共ビジネスの売上高は同49.8%増の2.95億円、営業利益は同92.1%増の1.13億円となった。主力製品はSaaS型ソリューション「DocuMaker Office」であり、公共セクターのDXを支援する電子決裁・文書管理システムと、医療機関事務部門の書類を作成・管理するシステムがある。当第3四半期累計期間では、自治体向けパッケージが15件、医療機関向けパッケージが4件稼働し、増収増益となった。主な要因は、導入数及び稼働施設数の増加によるものとなっている。売上の増加が人件費等のコスト増加を吸収し、高い収益性を維持している。自治体向けパッケージは、当第3四半期に新規直販案件1件及び新規代理店案件5件を受注した。サービス開始以来、自治体向けパッケージは累計54件、医療機関向けパッケージは累計13件が稼働し、総利用者数は約48,000人に達している。サービス開始以来の解約数は0件であり、順調に顧客基盤を築いている。 ヘルステックビジネスの売上高は同137.5%増の0.61億円、営業損失は1.35億円(前年同期は1.32億円の損失)となった。主力製品は、視線分析型視野計「GAP」及び「GAP-screener」となっている。当第3四半期計期間の製品販売台数は57台となった。海外向けの出荷が売上高に寄与した一方で、現在、医療機器申請準備に入っているMCI(軽度認知障害)検査装置の開発費と、医療バイタルデータのAIアナリティクスチームの拡充による費用の増加により損失となった。 2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比3.1%増の60.22億円、営業利益が同4.0%減の14.65億円、経常利益が同1.9%減の15.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.7%減の11.08億円とする期初計画を据え置いている。 《AK》 記事一覧 |